2023年度山行記録


4月1日(土)鳥海山・中島台BC(晴れ)

行程

秋田市発(4:30)→中島台レクリエーションの森駐車場発(6:32)~溶岩台地取付(7:26)~905m(8:41)~中島台ノーマルルート1600mで登高断念(11:15)~途中休憩~中島台レクリエーションの森駐車場着(13:21)

参加者

藤原、梅崎、市川、田村(4名)

メモ

 会では今期初となったBC。この時期のこの山域への入山者は年々増える一方であるが、この朝、中島台レクリエーションの森駐車場はもう満杯となっていた。県外ナンバーが大半で、ガイドツアーらしき一行もいる。やむなく、駐車場を出て路上に車を停めた。
 本日は、天候良好で風もなく、順調に歩を進めることができた。ところが、大水場上部の急斜面に至ったところ、斜面が堅くつるつるになってシールがスリップしそうになった。このタイミングで女子2名がスキーアイゼンを装着。バランスが安定してペースは再び順調となった。
 以後、特に問題なく登高を続けることができたが、千蛇谷直下に至り急登に入ったところでまたも斜面は氷化した。スキーアイゼンなしでは登高不能、スリップしたら即滑落。登れたとしてもこのアイスバーンでは滑走も難しい。上に行くならスキーはデポだが、ピッケルもアイゼンも持ってきていないし… という訳で、潔くここで撤退を決めた。
 来年の目標は、皆で滑落停止訓練実施した上での再挑戦かな?(藤原)

 今回はついに駐車場が満杯となり路上駐車を余儀なくされた

 朝日を浴びながら出発。天気良好

 森林限界で一気に視界が開ける

 雪消えが急なせいか外輪壁からの雪崩は土砂まじりだった

 逆光を避けるため振り返って記念写真

 遙か彼方に見える山頂

 次第に近づく山頂。本日も先行者多数

 斜面氷化のため1600mで登高断念。すみやかに下山開始した

 中島台のブナの根開き

 路上駐車の車列はさらに長くなっていた


4月15日(土)八塩山(晴れ)

行程

秋田市発(7:40)→鳥居ノ沢登山口(9:15)~分岐(9:35)~風びらコース~深山コース分岐(10:05)~山頂(10:20)~八塩神社(10:40/昼食/11:00)~分岐(11:05)~鳥居長根コース~分岐(11:25)~鳥居ノ沢登山口(11:45)→黄桜温泉湯楽里で入浴→秋田市着(13:50)

参加者

三浦、佐藤(陽)、正木、太田、安井(5名)

メモ

 前日まで雨が続き、行こうか止めようか判断に迷う中、15時くらいまでは降らないという「てんくら予報」にかけて決行にした。
 当日は、時折晴れ間がのぞくまずまずのコンディションで、現地集合1名を加えた5名で鳥居ノ沢をスタート。登り始めると、さっそく薄紫色のカタクリや薄ピンク色のイワウチワが出迎えてくれた。少し行くと分岐にさしかかったが、今回は迂回コース的な風びらコースを登りで使い、見るからに急坂な鳥居長根コースを下りに選択した。少しの間、整った登山道を気分良く歩を進めていたが、突然、一面の雪が目の前に現れ、道跡を見失った。ずっと上の方まで長く続く雪渓であった。遠くに見えるピンクリボンを頼りに方向だけは確保し、雪上を進んでいくと再び分岐。またもや一方はかなりの急登、もう一方はなだらかで景色が良さそうな迂回コース。後者を選択したかったが、残雪が多くルートが不安になったので、山頂方面に直線的に続く急登を行くことにした。案の定 、ロープも据えられているほどの急勾配で、足を滑らせないようゆっくりと慎重に登っていった。登り終えたところで汗を拭きながら小休止。そこからはなだらかな開けた道が続いた。途中、真っ白に雪化粧した鳥海山が近くくっきり見える展望所を過ぎるとあずまやがあり、横を通り過ぎると間もなく山頂の標柱が現れた。一帯はシーズン中と風景が異なり、この山を登るのは3回目であるが、ここに寄ったのは初めてな気がした。記念写真を撮り、道なき雪上を木々の間を縫って東寄りに進むと折り返し地点の八塩神社に到着。社殿はシートに覆われていたので、外の雪の上で昼食をとる。
 天候を気にしながら早めに帰途につき、帰りは鳥居長根コースをテンポ良く下っていった。急坂を直線的に降りたせいか、登り口には正午前に到着し、近くの道の駅に併設する温泉で汗を流した。
 シーズン前の足慣らしにはちょうど良く、残雪歩きも楽しめた心地よい早春の山行であった。(三浦)

 鳥居ノ沢登山口から出発

 残雪の急登を進む

 八塩山名物の鳥海山眺望地

 山頂でバンザイ

 小屋の周りも一面の雪だった

 急坂をテンポ良く下った


4月29日(土)鳥海山・祓川コースBC(晴れ)

行程

秋田市役所(5:00)→祓川駐車場~七高山~祓川駐車場→フォレスタ鳥海で入浴→秋田市役所

参加者

藤原、三浦、高橋(F)、太田(4名)

メモ

 毎年恒例のゴールデンウィーク祓川BC。今回は久々に北上から高橋氏が駆けつけてくれた。天気は良かったが、祓川のキャンプ場横駐車場はまだスカスカでいつもより少ない感じ。GW初日なので、他県からの車がまだ少なかったのかも知れない。今日は、2名がスキーで2名がつぼ足の混成部隊。高橋氏は、始めからスキーを背負ってスタートした。
 車が少ないから今日の山は静かだろうかと思いきや、山中は多くのパーティが行き交い、賑やかだった。登高は比較的順調だったが、低気圧接近の影響が大きかったのか、2000メートルを超えるあたりから息が苦しくなり、最後には何度も立ち止まって息を整えながらの登高となった。
 ようやく到着した七高山山頂では、いきなり「藤原さん?」と声をかけられ、見ると矢留山岳会の齋藤会長ほか矢留の方々がニコニコしながら勢揃いしていた。山スキーヤーの人数が多く、賑やかそうなのがうらやましい。山頂では、他のグループも大勢いて大変賑々しく、さながらお祭りのようだった。
 雪はほどよく緩んでいたため、山頂からの滑り出しは快適で楽しかった。大雪路のあたりからは新雪がストップ雪していて、前につんのめりそうになること数度、ということもあったが、帰り道ではバッケのお土産もおまけについて、満足できた一日となった。(藤原)

 出発前にまずは記念写真

 ひたすら登高。他パーティの人も写り込んでいる。

 下り坂の天気のためか次第に雲が多くなってきた

 全員無事に山頂到着

 下りの途中、後から登ってきたアキラと遭遇


5月13日(土)太平山奥岳・旭又コース(晴れ)

行程

秋田市役所(6:00)→旭又駐車場(7:15)~宝蔵岳分岐(7:30)~軽井沢分岐(8:50)~宝蔵岳分岐(9:20)~弟子還(9:50)~奥岳頂上(10:20/10:50)~御手洗(11:40)~御滝神社(12:30)1~旭又駐車場(12:55)→秋田市役所(14:00)

参加者

橋本、高橋(Y)、太田(3名)

メモ

コロナ禍から明けて本格的な活動に向けての足掛かりにするため計画された山行。
ツキノワグマ出没警報もでて、少々不安。
会員たちも山菜採りに、旅行、仕事とそれぞれ用事があるためか参加者は3人のみ。
駐車場はそれなりに混みあっている。例年に増して、虫が多い。
この虫には、昨年、メチャクチャ刺されたのか吸われたのか不明だが、登山後、痕が残るほどしばらく影響した虫。
速攻で準備し登山開始。
さて、デトックス登山。やはり、運動不足と代謝不足により、登りはじめから汗が噴き出る。
呼吸は、さほどはないので歩は順調に進む。
しかし、最近頂上が見えると足が攣る、という難現象に陥っているのか今回も弟子還りを登ったところで両足が攣り、私だけ遅れて山頂へ。
景色は良く、途中カタクリなど花もあり、新緑も気持ちが良く楽しい山行でした。(橋本)

 林床を彩るキクザキイチゲ

 そしてカタクリ

 ブナの新緑がさわやかだった

 山頂直下は荒々しい急傾斜の山肌

 山頂で記念写真

 帰路の杉林


6月17日(土)秋田駒ヶ岳・国見コース(小雨&強風)

行程

国見温泉発(7:30)~横長根分岐(8:45)~大焼砂分岐(9:30)~横長根分岐(10:05)~国見温泉(11:00)

参加者

正木、佐藤(比)、橋本、佐藤(金)、太田(5名)

メモ

ムーミン谷とお花を楽しみに臨んだ秋田駒ヶ岳。予報はくもりだったはずなのに、移動中に降る雨に意気消沈した。駐車場に到着すると風の強さが気になった。
小雨の中、スタート。横長根分岐までマイヅルソウ、イワカガミ、アカモノの可憐さに癒された。その後も凛と咲くハクサンチドリに魅了された。しかしそんな心のゆとりがあったのもそこまでだった。大焼砂分岐が近づくにつれ風が強まり、引き返してくる人達も多くいた。進むにつれて周りの判断が納得できた。私達もこれより先へ進むのは危険と判断し引き返すことにした。
時は9:30。予定変更し山行から山菜へ。浮いた時間はタケノコ採りへ転じた。
始めはなかなか取れず諦めモード。しかしエリアを変え、採れ始めるとテンションが上がる。良いタケノコに出会うと興奮した。皆、良いタケノコをそこそこ採り、ご満悦だ。
その後、緑色の温泉に浸かり、帰路についた。
あれ?皆で無事に下山はできたけど、計画当初の私の楽しみって果たせなかったよね?でも心がすごく満たされている。あ~楽しい一日だった!
最後になりましたが、参加者の皆さん楽しい時間を一緒に過ごしてくれてありがとうございました。また、計画を立てる上で相談に乗って下さった方々へ感謝申し上げます。(正木)

 小雨の中の登山スタートだったが皆笑顔

 雨に濡れるマイヅルソウ

 同じく道脇のイワカガミ

 アカモノもありました

 道中は依然ガスったまま

 横長根分岐に至りなぜか顔を見合わしたりする面々

 稜線ではハクサンチドリなどもあったが次第に風が強さを増してきた

 引き返してきた後はタケノコが皆を元気にしてくれた


9月9日(土)鳥海山・鉾立コース(くもり時々晴れ)

行程

秋田市発(5:30)→鉾立登山口(7:30)~0830賽の河原(8:30)~御浜(9:10)~七五三掛(10:00)~外輪コース~文殊岳(10:30)~伏拝岳(11:10)~七高山山頂(11:45)~新山山頂(12:20)~大物忌神社で昼食/下山開始(13:10)~千蛇谷コース~ 七五三掛(14:10)~ 1610 鉾立登山口(16:10)→鶴泉荘で入浴→ 1845秋田市着(18:45)

参加者

三浦、梅崎、正木(3名)

メモ

 記録的猛暑に見舞われた今年の夏。連日カンカン照りが続いていたのに、台風13号の影響で直前で雲行きが怪しくなってきていました。あちこちの天気予報サイトを何回も見ながら前日ギリギリまで参加者と決行か否かやりとりした結果、内陸部は悪天候が予想されたため、予定してした神室山を諦め、県内で唯一、天候の安定が見込まれた 鳥海山に急遽山域を変更することにしました。
 鉾立に到着すると駐車場はガラガラで、難なく上の好位置に駐車。こんな登山者が少なく静かな鳥海山は初めてなので何か異様な感じがしました。
  御浜に着いても同じで、休憩する人影は全く無く、そそくさと先に向かいました。やがて七五三掛に着くと先ほどまでの曇天とは打って変わり真っ青な青空。くっきりと山頂も顔をのぞかせ、一同のテンションも急上昇でした。谷と外輪どちらを進むか悩みましたが、天候が回復したため外輪コースを選択し、七高山を目指すことに…
 途中、文殊岳、伏拝岳で休息をとりながら、正午前には七高山山頂に着きましたが、いつもだと賑わう山頂もこの日は一人しかいませんでした。テンポ良く登ってきたため、かなりくたびれていましたが、女性陣はまだまだ余力を残し元気いっぱい。写真を撮ってもらったあと、颯爽と新山に向かって行きました。
  さすがに新山山頂には人影がありましたが、いつもの順番待ちは起きず、ゆっくりと頂の雰囲気を味わうことができました。再び大物忌神社に戻りようやく昼食をとり、ここで体力を回復させ下山を開始、最後まで人とほとんど行き会うこともなく無事駐車場に戻りました。下界は30℃超えの厳しい暑さ…そんななか、久々に外で涼しく爽やかな一日を過ごしました。 ヘトヘトになったけど、七高山と新山両方登ったのは初めてでしたし、普段とは違う静寂に包まれた鳥海山を存分味わえたので大満足の山行でした。(三浦)

 人が少なく静かだった鳥海山。七五三掛まで来ると雲が切れて青空になった。

 残雪皆無の千蛇谷。暖冬&猛暑のたまものか?

 七高山では登山者が他に1人しかいなかった

 外輪を降りるとわずかに雪が残っていた

 今日は珍しくダブルピークハント。今日は新山山頂も静かだった。


11月3日(金)丁岳周回縦走(晴れ)

行程

秋田市発(5:00)→鳥海郷道の駅→林道350m地点(7:20発)~398m登山口(7:50)~伐採跡地~観音森(10:07/10:20)~庄屋森(10:55/11:00)~萱森(11:35)~風のコル(12:44)~丁岳(13:41/14:10)~観音岩~398m登山口(15:55)~林道350m地点(16:20着)→鳥海郷道の駅→秋田市(19:00)

参加者

梅崎、藤原、三浦、高橋、正木、佐藤夫妻(7名)

メモ

 超久々の丁岳縦走。昨年刈払いをしたと噂で聞いたので、ぜひ行きたかった。
 思った以上のアドベンチャー登山道。時計回りがいいらしいので、その通りに、観音森~庄屋森~萱森~丁岳で行ってみる。
 登り始め、作業道が入り乱れて分かりにくいところもあるが、ピンテ頼りに進む。
 最初の難関?観音森手前の急坂。半分藪の急坂は脇の笹を掴まなければ登れない。ストックは邪魔。突如開ける観音森山頂は眺望よし。見えすぎて、遠くに見える丁岳までの縦走路のアップダウンに閉口する。庄屋森、萱森の山頂も眺望よし。天気も良くて360度のビュー。ただし庄屋森、萱森までも感覚的にはほぼ垂直なえげつないアップダウンが続く。萱森を過ぎても、両側が切り立ったヤセ尾根や、半分藪で道が不明瞭なところもあった。近くに見えるのになかなか着かない丁岳山頂にようやく到着。聞いていた通り、丁岳山頂は展望なし。でもここに来るまで存分に景色を堪能したので、特に何も思わず、まずは遅い昼食を食べた。
 下山もなかなかの急坂だったが、縦走路に比べれば歩きやすい登山道だったし、下の方は紅葉がきれいだった。
 迂回ルートを超えて無事に登山口へ到着。なかなかのハードコースで、しばらく行かなくていいやと思うけど、無事に下山すればまたいつか挑みたいと思ってしまう。(梅崎)

 観音森手前の藪から望む縦走路。萱森の鋭角のスカイラインが前途の多難さを物語っている

 藪の急斜面を突破してたどり着いた観音森

 えげつない下りと登りを経てたどり着いた次のピークの庄屋森

 庄屋森から望む萱森(手前)と丁岳(奥)

 萱森への登り。写真ではそれほどの急斜面には見えませんが、実見では垂直に近く感じました

 不明瞭な道なき道や両足元がすっぱり切れ落ちたナイフリッジなどを経て、ようやく見上げる丁岳本峰

 やっと普通の登山コースの趣となった山頂で一息いれる

 丁岳直登コースは紅葉まっさかりだった

 無事、日が落ちる前に林道に到着できた


12月2日(土)太平山前岳(おおむね晴れ)

行程

集合(8:00)→金山滝登山口(8:30/8:40)~女人堂(10:35)~前岳(10:55)~女人堂/小休止~金山滝登山口(12:50)→解散(13:20)

参加者

橋本、佐藤(比)、藤原、三浦、佐藤(金)、正木、太田、ゲストAさん(計8名)

メモ

今年最後の定例山行。前々日から平地でも雪が降ったが、天気も悪くなく、風もあまりないようなので決行。
毎週のように山に行っている会員もいる一方、久しぶりという会員もいて、皆の近況を語りながら楽しい山行となりました。
雪は、歩行に影響することなく、途中から少々積雪が多くなってきたが想定内。雨も降らず、危惧していたグチャグチャ登山道でなくそれほど苦にはならなかった。
市内は、所々、雲がかかっていたが、ガスっていない分だけ眺望は良かった。前岳から奥岳への眺望もあり、長く続く縦走路が旭又登山口へのアクセスが厳しくなった今、しばらくはメイン登山道となるのだろう。災い転じて福となす。大平山も一時流行った?(今も流行っているのか?)ロングトレイルコースとして活用できるのではないか、と考えた山行でした。
個人的に久しぶりの山行でしたが、汗をかき、新鮮な空気を吸うことができ、リフレッシュできました。(橋本)

 金山滝の登山口でまずは記念写真

 雪はまだ少なく、深いところで膝上ぐらいだった

 女人堂からは市内から日本海までよく見渡せた

 ここでも記念の集合写真

 前岳山頂からは奥岳方面がよく見えた


1月27日(土)太平山・前岳(くもりのち晴れ)

参加者

三浦、佐藤夫妻、正木、太田(5名)

行程

金山滝登山口(8:45)~女人堂(10:50)~前岳山頂(11:15/昼食11:45)~女人堂(11:55)~金山滝登山口 (13:15)

メモ

  近年、新年最初の定例山行は太平山前岳(金山滝登山口)が恒例となっているが、今シーズンは少し遅めの開催となった。暖冬で秋田市内は雪のない正月であったが、山にはしっかり雪が積もっており久々に深雪をこぎながらの山行となった。 登り初めから想定以上に雪が多く、なかなか思うように足を抜き差しできない状況に悪戦苦闘したが、石碑のある休み場を過ぎてからは一層深くなり、吹きだまり箇所では股下まで埋まりながら懸命に足を運んだ。積雪により周囲の木々が低く感じられ、夏の様子との比較から雪の深さは2メートル以上と推測された。 天気に恵まれ、風がなく寒さをあまり感じなかったのと、先行する登山者のワカンの跡をたどれたのが幸いであった。 積雪が多く、オーパス方面との分岐に気づかないまま女人堂にたどり着き、眼下の市内を眺めながら小休止をとったが、その先は一層雪深くほとんど登山者が入っていないようであった。 それでも必死にラッセルしながら樹氷の林を抜け前岳に到着すると辺り一面、アナ雪の世界であった。当初、コンディション次第では中岳を目指すと銘打ったが、さすがにこの雪深さでは諦めざるを得なく、風が無く陽も差してきたことから、そこで昼食をとり、折り返すこととした。 下りは青空に雪景色が一層映え、ペース良く快適に降りることができた。好天のもと雪山を大いに満喫でき、一同大満足の山行となった。(三浦)

 雪深かった登山口

 金山滝上部の急坂を行く

 行く手にはワカンの踏み跡あり

 女人堂到着

 前岳ピークを目指す

 陽が差してきた樹氷の林間

 山頂で昼食後、女人堂に戻る

 すっかり青空となった


2月17日(土)山伏岳(快晴)

行程

秋田市発(6:00)→泥湯温泉(8:00/8:25登山開始)→山頂(11:15/11:25)~途中昼休憩~泥湯温泉着(13:25)

参加者

梅崎、佐藤(比)藤原、橋本、中尾、正木(6名)

メモ

 今回は冬の山伏岳にチャレンジ。天気は快晴。マイナーな山域のせいか、土曜なのに他の登山者はいなく我々だけだった。あるのはうさぎのトレースのみだった。
多少のアップダウンの後、1,089m地点に着くとだいぶ眺望も開けた。そこから1時間ほどで山頂。山頂の雪面具合が気になっていたが、思っていたほどガリガリではなく全行程スノーシューで行けた。山頂は鳥海山をはじめ360度の眺望。雪を纏った山々が美しい。山頂でまったりしたかったが、風が冷たくランチするには寒すぎたので、少し下ってから昼休憩とした。下りはトレースを戻るのみなので、あえてノートレースの箇所をスノーシューでバフバフと下山した。
1,089mに戻ってきたら、途中下山した会長から雪面に「カエル」メッセージが。ここまでツボ足で来たのがすごい。樹林帯を抜けたら会長作の変な雪だるまがあり爆笑。車道の雪面には、佐賀に転勤になる仲間に向けた「佐賀でがんばれ」の大型メッセージも。おかげで楽しい下山となった。(梅崎)

 登り始めの車道のカーブでの一枚。天気は快晴

 車道から外れてまもなく雪庇付きの急登が現れる

 途中の1,089m小ピーク。彼方に高松岳のピークが輝いている

 斜面は次第にカリカリになってきた。山頂はもうすぐ

 視界360°の山頂。鳥海山が真っ白で美しい

 高松岳と背後の栗駒山もくっきり

 霧氷をまとったダケカンバと青空とのコントラストが鮮やかだった

 途中下山した会長からのメッセージその1

 メッセージその2

 その3の大型メッセージ


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