藤原、市川、田中(3名)
秋田市役所(6:00)→鉾立→祓川~氷の薬師下部~祓川→秋田市役所 (タイム記録なし)
新型コロナ厄のため出鼻をくじかれていた今シーズンのBCだったが、ラストチャンスとして鳥海山に行ってきた。今冬の雪の少なさから雪消えは早いだろうなと思った一方、4月と5月は低温の日が多かったのでもしかしたらまだ残っているかもと考え、昨年行けなかったブルーラインから登ることにして出発した。ところが、遠望した山はほぼ緑色で、白いところはごくわずか。上まで行けば出てくるかなと思ったものの、行けども行けども雪は現れず、鉾立直下の雪壁も見事に消えていた。念のためいつもの取り付きポイントまで行ってみたが、ここにも雪は全くなかった。3人困惑して顔を見合わせるが、ツアーブーツでこの藪を突破するわけにもいかない。ということで、ちょっと考えた末、改めて祓川に向かうことにした。昨年と同じようなことになってしまったが仕方がない。時間がもう足りないので、とにかくスキーを履いて歩ければいいや。
ぐるり山裾を回って到着した祓川は、一転していつもの雪壁が健在だった。鉾立も祓川も同じ位の標高なのに、残雪量がこれほどまで違うのには驚いた。駐車場の車は10数台と少なかったものの、半分以上が県外ナンバーとこれはいつもと同じだった。あとの様子は写真のとおりです。なんとか滑り納めをしてくることができました。(藤原)
鉾立方面とはうって変わってきちんと雪が残っていた祓川
そうはいっても竜ヶ原湿原は地面が顔を出していたし雪面には溝がいっぱい
七ツ釜小屋ではアルペンスキーの一行がいました
本日はここでおしまい。それでもシーズン最後の滑りは楽しかった。
藤原、梅崎、三浦、市川、佐藤(和)、佐藤(香)、佐藤(翔)(7名)
秋田市発(4:30発)→薬師岳休憩所(6:30発)~甘露水(6:37)~滝倉(7:23)~倉方(8:10)~薬師岳(8:45/8:50)~小杉山(9:33)~小鷲倉(10:00)~和賀岳(10:40/10:46)~山頂下で休憩(10:52/11:25)~小鷲倉(11:44)~小杉山(12:15)~薬師岳(12:43)~倉方(13:26)~滝倉(14:11)~甘露水(15:02)~薬師岳休憩所(15:10)→秋田市(16:30解散)
要点箇条書きでレポートします。
・この日、めざす山は厚い雲にすっぽり覆われていた。天気は次第に快方に向かう予報だったので、回復を期待しながら出発。
・歩き始めの樹林帯はやぶも少なく快適に歩けたが、倉方を過ぎて尾根筋に出ると両側から被さる藪に付いた露でズボンはびしょびしょになった。雨具の下をはいておけばよかったが、時すでに遅し。
・薬師平のニッコウキスゲを期待していたが、ちょっとタイミングが早かった。あと少しで咲きそうなつぼみがあたり一面伸びすぎたワラビのようにぴょんぴょん。
・山はずっとガスの中だったが、小杉山を過ぎたあたりからときおり日が差したり、ガスが切れて青空がちらりと見えたりするようになってきた。
・ようやく到着した和賀岳山頂は広大な和賀山塊の中心部だけあって奥山の雰囲気満点だったが、風が強かったので写真を撮って早々に下山を開始した。
・長時間の歩きだったため、下りは怪我しないようゆっくりめに降りた。
・次に来るときは7月初め頃に来てみたい。ニッコウキスゲがすごいことになっていると思う。(藤原)
岩手の佐藤夫妻とは現地で合流。我々の他に誰もいなかった登山口。
倉方の尾根に咲いていたニッコウキスゲ
ガスの薬師岳山頂。周りは何も見えず。
薬師岳から先はゆるやかなトレイルとなる。ガスは依然晴れないながら、切れ切れに青空もみえるようになってきた。
和賀岳自然環境保全地域の核心、和賀川源流部を望む
ようやく顔を見せてくれた和賀岳山頂
強風にさらされた和賀岳山頂。ちょっと引き返した風の弱いところでランチタイムとしました。
(新山隊)梅崎、三浦、市川、田村、佐藤(翔)、西尾、Sさん(7名)
(笙ガ岳隊)橋本、藤原、佐藤(比)(3名)
(新山隊)鉾立(7:09)~賽の河原(8:10)~御浜(8:45)~七五三掛(9:50)~文殊岳(10:30)~伏拝岳(10:55)~山頂小屋(12:15)~新山登頂~山頂小屋(12:45/昼食/13:30)~御浜(15:30)~鉾立(16:55)
7月の週末は雨が多く、山行の中止が続いていたが、やっと久々の晴天に恵まれた。
今回は、新山登頂と笙ガ岳登頂の2班編成。御浜から御田ケ原分岐までのニッコウキスゲ、ハクサンイチゲは見事ですばらしいお花畑であった。これらを見られただけでも大変満足であった。御田ケ原分岐で笙ガ岳隊とお別れ。新山隊は往きは外輪コース、帰りに千蛇谷コースとした。七高山分岐から降りてそのまま新山をめざすつもりだったが、残雪が多く急であったため、一旦山頂小屋に降りて、空身で新山をピストンした。外輪を歩いているときは時折ガスがかかったが、新山登頂時はガスも晴れ、最高であった。下山時は千蛇谷の残雪が多くそのまま残雪を下ってきた。いつも思うが、御浜から鉾立まで長い長い。やっと着いた時には夕方5時近かった。
長い行程に加え、下山は諸事情で分散しての下山であったが、事故もなく全員無事に新山登頂、下山できたのでよかった。計画段階でペース配分を間違って短く設定してしまった。新山をめざすには行程が長いので、時間を大目にとって、出発を少し早めるなど次回再考したい。ともあれ、久々の疲労感と満足の山行だった。皆さんありがとうございました。(梅崎)
賽の河原で小休止。ここまできてやっと涼しくなってきた
御浜小屋直下は、まるで寄せ植えのお花畑
花の競演に皆目を奪われる
笙ガ岳方面もよく見えた
御田ヶ原へ続く石畳の下り坂
御田ヶ原分岐で二隊に分かれました
外輪コースはこんな岩峰が多く、登ったり降りたりと忙しい
新山山頂に向かう
山頂までは5時間ちょっとかかりました
こちらは笙ガ岳チーム。鳥海湖分岐付近から振り返る
笙ガ岳に向かう長坂道はニッコウキスゲのお花畑トレイルだった
佐藤(比)、藤原、三浦、中尾、田中、ゲストSさん(6名)
秋田市役所(6:00)→野生鳥獣センター(8:50)〜桃洞・赤水沢分岐(9:40)〜赤水・玉川分岐(10:55)〜桃洞・赤水沢分岐(12:15)〜野生鳥獣センター(12:50)→秋田市役所(15:50)
8月になっても梅雨明け宣言されず。
前日雨が降ったので「北秋田市観光協会」へ問い合わせましたが、「未明雨が降るが朝方止む予報なので、沢歩きは可能ともだめとも言えない。登山ABC評価もできない」とのガイドさんの弁。
なので当日行ってみて、行けるところまで行くか、他の場所にするか、参加者で相談することにして決行しました。
秋田市役所を6時に出発して、五城目道の駅で田中さんと合流。野生鳥獣センター駐車場で地下足袋やスパイク付長靴などを履き、管理人の村田さんに集合写真をお願いして出発。(ここでトイレを借りたのですが、館内に入る人は全員、マスク着用と手指消毒、氏名・連絡先の記入が必須ということで、こんな秘境まで新型コロナの影響が!!)
樹林帯での蚊の被害はあまりなかったものの、桃洞沢分岐から降りると、やはり水は例年より多めで流れも急…。「兎滝までは難しいと思うので行ける所まで…」 ということで先に進みました。
柳沢分岐まできたあたりで雲行きが怪しい…。ということで、ここで引き返すことになりましたが、帰路について程なく雨が!! カッパを着、行くも、沢山の雨の波紋で足元が見えにくい… 甌穴を避けながら脱出を急ぎました。
着地失敗でズブ濡れになったりしながら(W佐藤)、やっと桃洞沢の渡渉点に着くも、渡るべき沢は増水して濁流になっていました(写真参照)。ここで藤原さんが「ストックの突いているところに一歩目、二歩目は俺の足元あたりに」と誘導してくれて、全員無事に渡れました。 藤原さんは、往路でここを渡った時に河床の様子を覚えていたそうです。撤退するタイミング、カッパを着るタイミングなどの判断は【流石ベテラン】と感心、感謝です! もう少し遅かったら… と、スリル満点の山行になりました。
その後、野生鳥獣センターの駐車場で昼御飯を立ち食いし、森吉山荘でお湯に浸かり、ホッとして帰途につきました。
今回は大変でしたが、水量が落ち着いていればさらさらの流れで、まさに「天国の散歩道」です。紅葉の秋にリベンジ予定・ご一緒しませんか? 佐藤(比)
センターの方に写真を撮ってもらいました
梅雨明け前の赤水沢はまだまだ水量が多く、水も冷ため。慎重に歩を進めた
前半戦は日も差してきて、何だ順調では? と思われたが…
雨が降り出してから沢はどんどん増水。何とか徒渉した濁流の桃洞沢をバックに一枚。
藤原、梅崎、三浦、市川、中尾、佐藤(翔)、ゲストSさん(7名)
秋田市発(4:30)→焼走り国際交流村(7:20/7:34)~第一噴出口(9:10)~ツルハシ別れ(10:10)~平笠不動避難小屋(11:06/11:15)~岩手山山頂(11:57/12:00)~平笠不動避難小屋(12:26/昼食/13:00)~ツルハシ別れ(13:33)~第一噴出口(14:15)~焼走り国際交流村(15:40)→途中入浴→秋田市着(18:50)
この日、定例山行で大朝日山域での小屋泊を伴う山行を計画していたが、このご時勢、不特定多数の方と密になるかもしれない小屋泊はまずいよね、ということで中止の運びとなった。
しかし、山に行くこと自体を拒むものはないはず。真夏で暑いので高い山の方がいいが、秋田周辺で高い山といえば鳥海山と岩手山ぐらいしかない。ということで、日帰りの個人山行を計画することになり、総勢7名で岩手山焼走りコースに行ってきた。
天気予報はくもりだったが、到着した登山口は一面真っ白。歩き始めてからも依然ガスは晴れず、あたりの景色は何も拝めない。一部のメンバーが遅れはじめ、ところどころで待つ状態になってきたため、途中でパーティを二つに分けることにした。距離が長いし標高差も1,400mオーバーというハードめなコースなのでしょうがないか。
ということで、続きは次のとおりです。登山道がきれいに整備されていたことに加え、行き交う登山者も少なく、静かで歩きごたえのある山行を楽しめました。(始終聞こえてくる自衛隊の砲撃の轟音を除く。)(藤原)
第二噴出口に至るも、あたりは依然真っ白
花の季節には遅かったが、ところどころ咲き残りのコマクサを見ることができた
第一噴出口からツルハシ別れまでは、ずっとこんな感じの斜めトラバースルートが続く
平笠不動の避難小屋
一面ガスで何も見えなかった山頂
下山の道すがら、ようやくガスが切れて下界が顔をのぞかせた。右側の緑地は自衛隊の演習場。一日中、砲撃の轟音が聞こえてきてました
山を降りたところでやっと岩手山はその全貌をちらりと見せてくれた
三浦、橋本、中尾、田中、佐藤(翔)、西尾(6名)
秋田市発(5:00)→白神岳登山口(7:20/7:40)~二股分岐(8:25)~マテ山分岐(9:40)~大峰分岐(11:15)~白神岳避難小屋(11:30)~白神岳山頂(11:38/11:50)~白神岳避難小屋(11:55/昼食/12:28)~大峰分岐(12:42)~マテ山分岐(13:50/マテ山山頂/14:05)~二股分岐(15:00)~白神岳登山口(15:27)→途中入浴→秋田市着(19:05)
太平洋側に発達すると予想されていた台風の影響もなさそうだし、天くらの評価もまあまあ良かったので、総勢6名で久々の県北というか青森県の白神岳に向かった。
白神といえば世界遺産、ブナの大原生林、そしてそこに生息する熊さんたち ということで、登山者がいなかったら…という不安をかき消すように、登山口駐車場に着くと関東を始めとする県外ナンバーを含め、20台以上の車がとまっていて、これから登ろうとしている人も多く、ひとまず安堵。
身支度を整え、往復約8時間と見込んだコースで登坂スタート。白神岳には初・中級者向けのマテ山コースと上級者向けの二股コースがあるが、陽が短いこの季節 ヘッドライトの世話にはなりたくないということで、マテ山コースのピストンとした。余談だがマテ山は漢字表記で“蟶山” 漢字を巡って談義が交わされ“サソリ”とか“セミ”とか見当違いの回答が次々に出され失笑をかったが、誰かのアイヌ語が語源というもっともらしい?見解でひとまず話題終了。
昨年登った経験者もいたが、ほとんどが初めてもしくは長いブランクということもあり、ペースメークに苦慮した。
登り出しから快調なペースで歩を進め、40分ほどで二股分岐に着く。この先の二股コースは、少し前まで通行不能という情報であったが、クローズは解かれていた。予定通りマテ山コースを選択し、標準スピリット90分のマテ山分岐を目指す。
途中、最後の水場という所でハイテンションの高齢夫婦?と遭遇、夫らしき人は大きなザックを背負い、腰に獣の皮を巻き付けた出で立ちに加え、やたらとこの山のことや樹木、動植物についてマニアックな情報を提供してくれた。(後に二人は夫婦ではなく両ソロで女性は一般初心者、山男は地元の愛好会員らしく山頂の避難小屋で仲間と合流し、小屋に物資を供給していた。)
終盤、急傾斜となるこのスパンを80分ほどで抜け、次なるポイントである大峰分岐を目指し、ダラダラした登りが続く長丁場を、会員ネタをエネルギーに歩を進めた。この辺りまで来ると大分標高が高くなり、途中、振り返ると真っ青な日本海が見えてきて、旧岩崎村(欧風コテージと眺望が素晴らしいケーブルカーが売りのウエスパ椿山は閉鎖したようだが)の半島が突き出て見えた。南西に目を向けると、遠くに男鹿半島の本山、寒風山、そしてその東寄りにかすかに遙か鳥海山を望むことができた。
大峰分岐に到着すると、尾根伝いに避難小屋が見え、山頂はもう目と鼻の先、眺望が開けた北側に目を向けると、山々の狭間に正三角形の美しいシルエットが特徴の岩木山をくっきり望むことができた。分岐で写真を撮り、途中、紅葉で錦に彩られた山並みを横に見ながら水平移動すると、まもなく避難小屋へ到着、トイレも完備され、小屋横のベンチには何人かの登山者が昼食をとっていた。我々は一旦、小屋をスルーし、すぐ先のピークへ、ちょうど4時間が経とうとしていた。何人かが座り込んで煮炊きをしていたが、ここで岩木山をバックに全員で記念写真、秋晴れに恵まれ、きれいなワンショットとなった。
小屋に戻り、皆で外で昼食をとり、下山開始(アルファ米を炊き、おかずはレトルトレバー煮という珍メニューの者もいたが、下山途中で内臓不調に陥っていた)。下りも会長の軽快なスピーチのお陰か快調なペースで進み、マテ山分岐では藪こぎをしながら“蟶山”のピークも踏んだ。その後も順調にコースを引き返し、予定より早い15時半前に無事下山完了した。
帰りに八森のハタハタ館で疲れた身体を癒やし、秋田市内には19時ちょい過ぎに到着した。この時期には珍しい秋晴れのもと、世界遺産の雰囲気を感じる心地良い山行で、参加者全員満足げであった。(三浦)
まずは登山口で記念写真
稜線の大峰分岐に着いた。山頂まではもうすぐ。
山頂からは周囲の山がよく見えた。岩木山もばっちり。
小屋前でゆっくりランチタイム
天気に恵まれた山行になりました
市川、藤原、梅崎、橋本(4名)
秋田市(6:00発)→アルパこまくさ駐車場(8:20発)~旧アッスルスキー場ゲレンデトップ(9:25)~片倉沢橋(9:50)~八合目小屋(10:35)~男女岳取付き部(11:50)~八合目小屋(12:40/昼食/13:20)~アルパこまくさ駐車場(14:08)→温泉入浴→秋田市
今シーズン初の山スキー山行。天気予報は快晴で、到着したアルパこまくさ駐車場は県内外からの車であふれていた。冬場でこんなに車が多いのは初めてかも。久々に山頂まで行けそうだねということで、以下は次のとおりです。
ご覧のとおりのピーカン。登山者が点々と列をなす。
ゲレンデトップまで約1時間。まずまず順調。
ぎらつく駒ヶ岳の雪面。こんな日に限って藤原はサングラスを忘れ裸眼で登り続ける。
八合目小屋到着。そのまま上を目指して出発。
男女岳斜面にはすでに無数のシュプールが
男岳方面はぎらぎら状態。結構風が出てきていた。
本日は男女岳取付き部で終了としました
入山者がいっぱいだったのに八合目小屋はなぜか貸切状態。小屋でランチして下山します
久々の運動だったのと雪がかなり重かったのとで、ブーツを脱いだところで3人ほど同時多発こむら返りになりましたとさ
一日中ピーカンで、もう春山の風情でした。
藤原、梅崎、橋本、市川(4名)
秋田市(4:30発)→中島台線車止め(標高点361)(6:30発)~中島台レクリエーションの森(7:15)~標高点905(9:10)~1500m(11:35/休憩/12:05)~中島台線車止め(標高点361)(14:10)→温泉入浴後、帰秋
秋田上空が高気圧の中心に覆われる予報のこの日、予報どおりの無風&快晴となった。毎度のことながら、行けるところまで行ければというお気楽BCではあったが、こんな好天になるとわかっていたならば、もうちょっとコンディションと装備を充実できればもっと楽しめたかもと皆が思ったことだろう(多分)。ともあれ、滑りやすい雪質にも恵まれて、爽快さ満点、満足度100%の大変貴重な一日となりました。(藤原)
林道歩きを経て、やっと山歩きらしくなってきた中島台の林間
溶岩台地の緩やかな起伏の中を詰めていく
森林限界を過ぎるとようやく視界が開けてきた
荒々しい外輪壁と手つかずの美しい雪面
同じルートを選んだ複数の先行者のトレース
このあたりになってやっと雲がなくなって快晴に
本日は1500mで終了としました
今日の雪は滑りやすくて楽しかった
まっさらの雪面もたちまちシュプールでいっぱいになる
山スキーは楽し!
本日最後のオープンバーン
まずまず順調に除雪終点に到着しました
今日も県外ナンバーの方が多かった
藤原、橋本、市川、田村(4名)
秋田市(4:30発)→中島台レクリエーションの森ゲート前(6:35発)~標高点905(8:25)~1,390mでスキーをデポ(10:40)~千蛇谷1,800m(12:30/休憩/12:40)~スキーデポ地点(13:50)~標高点905(14:45)~中島台レクリエーションの森(15:35)→秋田市
またも行って来ました中島台。前半は好天ではあるが高気圧中心の通過のため、天候は次第に崩れてくる予報。なるたけ行動は早めに、行けるところまで行って降りてきましょう、ということで出発した。
森林限界を過ぎ高度を上げるにつれ、雪面はさらさら崩れ落ちるフィルムクラストから、堅くなったりモナカ状態になったり、様々に様相を変える。1,400mあたりまで来たところでカチカチの急斜面を迎え、シール登高は断念してスキーをデポ。以後は、つぼ足でタイムリミットまで登ることにした。次第に強さを増す風の中、ひたすら黙々と高度を上げていく。振り返ると、稲倉岳のかなたに日本海が見えてくる。千蛇谷の高台に上がり、ここでタイムアップになったので、後ろ髪引かれるところはあったが、引き返すことにした。
下りはあっという間だろうなと思っていたが、どっこい。モナカ状の雪面に足を取られてスムーズに足が運べない。つぼ足での下山にもなかなかの時間を費やす。デポ地点に至ってスキー装着したが、さっそくのアイスバーンで慎重な滑りはじめを強いられた。最初のアイスバーンでは横滑り、次のモナカ雪ではワイドスタンスでの踏み替えターンでしのいでいると、ザラメに変わり、ようやく普通に滑れるようになった。2週間前とはまるで雪の状態が違っていて、いつもながら中々読めないなと思わせられる。来年は、装備と体力を充実させ、皆で山頂まで行けるようにしたい。(藤原)
ゲート前にはすでに10台ぐらい停まってました。今日も県外ナンバーの方が多かった。
出発前に記念写真
今日もトレースがたくさん。先を越された感を感じながら登っていく。
いつもながら、ここまでくると開放感で思わず叫びたくなります。
フィルムクラストで光る斜面。足下から薄氷がさらさら落ちていくのが気持ちいい。
広大な雪面。意外と知られてないんですけど、こんな場所が秋田にはあるんです。
そこをひたすら登っていきます
稲倉岳のかなたに日本海が見えてくる。パーティの間隔も延び延びに。
千蛇谷までもうちょっと
ここでタイムアップとなりました
滑りはじめはアイスバーンとモナカ雪で慎重な滑りを強いられたが後半は快適なザラメ雪だった