2014年度山行記録


4月19日(土)秋田駒ヶ岳(快晴)

参加者

小原、市川(2名)

行程

アルパこまくさ(7:30)〜八合目小屋(10:00)〜阿弥陀池(11:00)〜男女岳(12:00/12:30)〜アルパこまくさ(13:30)

メモ

市川さんが山スキーを買ったとのことで試運転をかねて秋田駒へ行くことにした。
空は快晴、風も無く順調に八合目小屋に着く。
景色の良さに後押しされて阿弥陀池へ。男女岳にはスキーを担いで登頂成功。
下りもとっても快適。どんなに滑るのが苦手だといっても1時間で帰ってこれた。
これ以上無い快晴に恵まれ、今年度は幸先いいなぁ・・・今年度の山行はたくさん晴れますように。(小原)

 阿弥陀小屋下の雪原を行く

 本日は快晴。岩手山までよく見えた。


4月27日(日)稲倉岳(晴れ)

参加者

藤田、藤原、佐藤A、鵜木、小原、市川、落合、村上、吉田(9名)

行程

秋田市役所(5:00)→七曲(7:40発)〜めおとブナ(10:07/10:27)〜稲倉山頂(11:40/12:07)〜めおとブナ(12:30/12:52)〜七曲(14:35)→鶴泉荘で入浴→秋田市役所

メモ

 行けるかな?とは思いながら企画された中島台アプローチだったが、当日、中島台レクリエーションの森まで行ってみたところであまりの雪の少なさにやはり無理と判断する結果となり、その後若干の紆余曲折を経ながら、今シーズン最後の機会となるであろう稲倉岳に向かうことになった。
 4月末ともなると、七曲まで車で入れるのはよいとしても、スキー装備のまま夏道を歩く距離がどうしても長くなってしまうのがつらい。スキーを背負った過半数のメンバーは、スキーブーツでの長い山道歩きを強いられた後、標高700m超に至ってやっとスキーを履くことができた。
 その後の様子は以下のとおり。天気がよく風もさほどない中、一歩一歩を重ね順調に山頂に到達することができた。
 山頂では最高の展望を満喫したが、山というものは実に天候と条件次第だなということを毎度のことながら感じさせられる。(藤原)

  つぼ足の行程はここまで。ここでようやくスキーを履く。

 会長の新調TLTに興味津々の鵜木くん

 広い雪原を各自思い思いのラインで登っていく

 めおとブナのたもとでひと休みする。ここで2名が山頂登頂組の留守番をした。

 山頂では360度の展望。うれしくて皆でジャンプしてみた。

 下りの山腹。この後はスキーブーツでの山道歩きで一苦労することになる。


5月4日(日)鳥海山・祓川コース(晴れ)

参加者

橋本、一枝、藤原、佐藤A、高橋、藤田、市川、吉田、佐藤TS、熊谷(10人)

行程

秋田市役所(5:00)→祓川駐車場(6:50/7:30)〜舎利坂下部(1850m)で引き返す(10:00ころ)〜祓川駐車場(11:00)→鳥海荘で入浴→秋田市役所

メモ

 当会恒例の春の鳥海山祓川山行。ここ数年は、天候がよろしくなく中止が続いていたが、今年は快晴で天気は良い。気がかりは平地でも風が強いことのみ。
 祓川の駐車場は思ったほど混んではいなかった満車状態。風が相変わらず強かったが天気は良かったので行けるところまで行こうと、スキー、スノボ、つぼ足と、参加者は各自のスタイルで登り開始。それにしても昔はつぼ足組が主流派であったが、会のスキー人口も増えつぼ足組は少数派となってしまった。
 登り始めると、日差しが強く、尋常でないほど汗が滴る。雪はゆるくも硬くもなく、楽に登れる。
 順調に登って行ったが、康新道の分岐を過ぎた辺りから登山者が少なく踏み後もなくなる。さらに途中から強風により雪が硬く締まりつるつるのかちかちのアイスバーン状態となりどうするか思案。数名の会の精鋭部隊が登頂を試みたが、10m登った辺りで強風により飛ばされそうになる。エッジも効かないとのことにより今年はここまでとした。
 その場で小休憩をし、雪山での研修を実施後、下山とした。スキー組はシュプールを描きながら、私は、尻ソリで直線?を描きながら下山。途中、鳥海山を見上げると、康新道からの斜面に大勢の方々が数珠つなぎで登っていくのが見られた。あの人数だからトレースもしっかりあり行けたかもしれない・・・。今年も結局、登頂はできなかったがそれはそれで来年以降の楽しみということとしたい。
 時間がかなり早かったので、風呂の入り、途中矢島でラーメンを食べ、帰宅の途についた。
 恒例の夜の打ち上げは、精鋭部隊により珍しく秋田市郊外で実施。春の夜風が心地よかった。(橋本)

 本日、天気はご覧のとおりの快晴だった

 順調に高度を上げていくが

 舎利坂を目前に斜面は氷化。風も強くなったのでここで引き返すことにした。

 佐藤A

 藤田会長

 大雪路から振り返る。登山者の数がものすごい。

 祓川キャンプ場横の駐車場。入りきらない車が路上にあふれていた。


5月11日(日)鳥海山・御浜往復(快晴)

参加者

藤原、市川

行程

鳥海ブルーライン県境付近駐車場発(8:40)〜御浜(10:20/10:35)〜鳥海湖滑り込み&登り返し〜途中昼食〜県境付近駐車場着(12:25)

メモ

先週の定例山行の鳥海・祓川往復は、快晴にもかかわらず、雪面氷化&強風のため、舎利坂を目前にして途中撤退を余儀なくされた。
不完全燃焼だった様子の市川さんから再挑戦の提案があり、くもりのち晴れという天気予報の5月10日(土)、藤原、市川の2名で祓川に向かったが、どんよりとした空の下、濃いガスに行く手をはばまれ、スキーを履くことなくそのまま帰ってくるはめになった。再挑戦の山行が撤退では収まりがつかないではないか。
幸い、翌日が好天の予報だったので、滑りメインの計画に組み替え、再度、鳥海山域に行くことにした。
ということで、当日の状況は次のとおりです。アプローチが楽なわりに、ロケーション、雪の状況とも文句なし。開放感たっぷりの大変すばらしい山行になりました。(藤原) 

 ブルーラインからの登り口は大にぎわい

 登りでは結構暖かく、Tシャツ一枚で登る

 長坂道からは月山がよく見えた

 笙ヶ岳をバックに。発達した雪庇がこわそうだ。

 本日は文句なしの快晴

 鳥海湖に滑り込む

 広い雪面は開放感満点

 登り返してもう一度滑った。鳥海湖の底には同じことをしている方々が数名。

 帰路の登り返し

 降りてきたところ車はさらに増えていた。ざっと50台ほどか。


5月31日(土)太平山・前岳(快晴)

参加者

藤田、橋本、入交、落合、村上、吉田、若狭、佐藤(TH)、芦村、宮田、杉渕(11名)

行程

金山滝駐車場発(8:45)〜350m付近の小広場で休憩(9:40)〜女人堂(10:30/11:05)〜前岳ピストンを終えて再度女人堂着(11:30)〜350m付近の小広場で休憩(12:10)〜金山滝駐車場着(13:05)

メモ

 新入会員3名を含む計11人の大所帯での山行でした。しかも定例山行としては今シーズン初の雪のない山です、出発前から何かとワクワクがいっぱいでした。
 登山口から始まる急坂をえいやっと登ってしまえばあとはしばらくなだらかな道が続きます。会話も弾んでいましたが、1時間弱歩いたので、標高350m付近にある小広場で一度休憩を取りました。ここからしばらくそれなりの坂道が続くはずです。
 そこから女人堂までは地味にきつい坂道でした。これはと思うほどの急坂はないのですが、久々の高い気温もあってなかなかに体力を奪われました。
 女人堂は快適な広場でした。ベンチもあり、広場もあり、休憩にはもってこいでした。あいにく薄い雲がかかっていて景色はいまいちでしたが快適な昼食タイムとなりました。
 せっかくだからと前岳をピストンしました。前岳と女人堂で記念写真をパチリ。
 あとは来た道をひたすら下って帰ります。危険箇所こそなかったですが、初参戦の新会員さんからは思った以上にひざに来たとの感想も出ました。行程は短いですが、それなりにボリュームのあるコースのようでした。
 金山滝が思った以上にきれいだったことと、駐車場にあった熊のものと思しき大量の黒い毛がなんとも印象深い山行でした。
 とっても面白かったです。(藤田)

 前岳山頂は林の中

 女人堂で記念写真

 下りの平場でひと休み

 金山滝の神社に行ってみた


5月31日(土)〜6月1日(日)鳥海山・祓川〜唐獅子平スキーツアー(快晴)

参加者

都立小石川高校山岳部OB会(紫山岳会) O竹、K原、K本、T岡、W部他 (7名)
秋田高校山岳部OB会 H山、S木(2名)
鷹巣山岳会 F本(1名)
秋田遊歩山岳会 藤原、高橋、小林、市川(4名)

行程

1日目 祓川駐車場(11:40)〜外輪山頂部(15:50/16:20)〜唐獅子平避難小屋(16:45)小屋泊

2日目 唐獅子平避難小屋(8:00)〜山頂部外輪(9:21/10:00)〜祓川駐車場(10:55)

メモ

 今回で4回目となる恒例の百宅コースの交流スキー登山。今年は大清水への林道が不通であったため、いつもの大清水山荘への宿泊は断念し、祓川から入って唐獅子平避難小屋に泊まろうということで実施しました。
 秋田勢は祓川駐車場に集合して山頂登頂のあと唐獅子小屋に向かい、アプローチに時間を要する小石川勢は、七ツ釜上部から山腹をトラバースして唐獅子平避難小屋に向かい、そこでめでたく合流ということになりました。
 唐獅子平小屋では、単独行のかたが1名おられたところ、大人数での宴会を行うことになって申し訳なかったなあと思う一方、いつもながら大変楽しい山ヤ仲間の交流が楽しめました。小石川の皆さんからは、ホヤ、シメサバ、カツオ刺身、有機栽培の生パクチー入り鍋、60度のスペシャル泡盛など山小屋泊とは思えない充実した食材が提供され、秋田勢からは具材色々入り闇鍋風うどんを提供するなど、つまみの交流も楽しく行うことができました。標高1670mの快晴の夜空に広がる満天の星を見られたのも、高所の山小屋泊ならではの恩寵だったと思います。
 山の良さも相まって、夢のような楽しい時間が過ごせました。小石川の皆さんにおかれましては、今後ともよろしくお願いします。 シーハイル!!(藤原)

 さすがに5月末となると中腹部の雪はほとんどなくなっている

 山頂直下で一息

 あれが唐獅子小屋だよと高橋氏

 山頂部外輪に集合した秋田勢一行

 西日を背に唐獅子小屋方面へと滑り込む

 高橋氏

 市川女史

 本日の目標、唐獅子小屋

 小林女史

 めでたく全員集合でさっそく乾杯

 この最初の一口がうまいんですよ

 早暁の鳥海山

 岩の熊の彼方に広がる雲海

 出発の朝

 今回のオールスターキャスト14名

 再度山頂部の外輪をめざす

 月山もよく見えた

 一足早く降りたAYH組4名 今回も楽しかったね


6月28日(土)〜29日(日)黒森山キャンプ山行(晴れのちくもり)

参加者

小林、藤田、藤原、三浦、入交、落合、村上(7名)

行程

登山口(13:40)〜黒森山山頂(14:00)〜御嶽山山頂(14:40)〜登山口(15:30)→下山後、あったか山のバンガローで宴会・泊

メモ

今回の山行は早池峰の予定だったものの、荒天が予想されることから遠征は断念し地元秋田の黒森山に急遽変更。
黒森山は高校の登山行事で参加して以来だ。15年(!)ぶり。ヒョー。
登山口から歩くと20分ほどで頂上についた。そこからは横手盆地が一望できる。秋田の穀倉地帯であるこの一帯は水田によって緑に染められていた。
歩き足りなさと懐かしさとでもっと先へ行きたくなる。まだ時間があるようなので御嶽山へ向かうことに。
けっこうな下り坂のあとはなだらかで気持ちの良い縦走路。
この尾根からの見晴らしはなかなかだ。
そういえば高校生のころ、この光景に心動かされたような記憶がある。
ほどなく歩くとシーンが切り替わるように美しいブナ林が現れ、それを抜けると御嶽山の頂上だ。山頂には立派な神社があり、美入野の丘もより近くに見える。
適度に汗もかいたし、鬱屈した気持ちも青空に雲散された。
これで旨いビールを飲む準備は整ったぞ。
かくして夜は楽しい宴となったのであります。(小林)

 登山口の新しい鳥居

 黒森神社で思わず鐘を鳴らす会長

 開放感のある縦走路

 御嶽山山頂の神社で


7月6日(日)早池峰山(晴れ)

参加者

小林、藤田、村上、佐藤K、藤原、杉渕(6名)

行程

秋田発(4:30)〜大曲発(5:30)〜岳駐車場(8:00)〜河原の坊登山口(8:30)〜山頂(11:10/11:50)〜小田越登山口(13:20)〜(途中に風呂、早池峰ワイン)〜大曲着(17:30)〜(途中に某地酒屋)〜秋田着(18:30)

メモ

 一旦は雨で流れた早池峰山行。みんなの早池峰に対する想いが強く、土日にそれぞれ分かれて再チャレンジすることとなった。
 道中の空模様に一喜一憂しながらも登山口に到着してみると快晴。稜線がくっきりと見えるではないか。
 登山道の面白さと、見下ろすたびに見事な景観と、道々に咲く花々に激励されながら快調に山頂を目指した。とにかく楽しくて、人気の山というのも納得。
 登山時間5時間、移動時間が8時間超という強行軍ではあったものの、途中でワインや酒を調達できる余裕もあった。とはいえ、長時間ドライブ・・・藤原さんと土曜日ドライバーの入交さん、本当にありがとうございました。(小林)

 河原の坊の登山口。早池峰山は携帯トイレが必携

 登りではこんな快晴に恵まれた。あまりの光の強さに目が痛くなるほど

 東北の山では珍しい岩稜帯をひたすら登る

 向かいの薬師岳もよく見えた

 本日の主役アズマギクと

 ミヤマオダマキと

 この山固有種のハヤチネウスユキソウ

 山頂で記念写真のメンバー6名

 下りではガスが出て視界が遮られてきた

 本日、随所で姿をみせてくれたホシガラス


7月26日(土)栗駒山(晴れ一時ガス)

参加者

佐藤(K)、高橋、市川、落合、渡部、寺地(6名)

行程

須川温泉登山口(9:30)→(おいらんコース)→名残ヶ原(9:45)→昭和湖(10:10/25)→天狗平分岐点(11:00/10)→山頂(11:35/12:10)→産沼(13:00)→三途の川(13:30)→自然観察路分岐点(13:45/50)→名残ヶ原分岐点(13:55)→賽の碩(14:00)→分岐点合流(14:20)→須川温泉登山口(14:25)

メモ

 秋田側の駐車場に9:10到着。車は10台未満で、この時間帯では珍しい光景。準備している最中から暑さに負けそうであった。トイレを済ませ、岩手側から登山開始。
 名残ヶ原・地獄谷を経由し、昭和湖に到着。コバルトブルーの湖面を見ながら長めの休憩。天狗平まで登ると周囲がガスに覆われそうな雲行きとなる。秣岳がガスに包まれ始め、お昼はゆっくりできないかなと懸念されたが、天狗岩から稜線を歩いているとガスは南側のみで、北側は視界が開けていて山頂はくっきりしていた。山頂付近では、ガスに追いやられたのか無数のトンボと遭遇した。
 山頂では宮城側からの登山者が多く、いっぱいになりそうだったので場所を空けるため下山を開始。自然観察路では道が狭く、枝に頭をぶつけたりことのほか時間がかかりながら産沼に到着する。
 三途の川では、水の音に癒されながら、問題なく渡りきる。苔花台を横目に分岐の川辺で休憩。剣岳を見ながら賽の碩へ硫黄の香りに包まれながら進み、秋田側の登山口に降りてきた。休憩をゆっくりとっての行程だったので、予定より30分押しての到着となった。
 下山後はお決まり?のソフトクリームを食べながら足湯を堪能しました。
 岩手・宮城・秋田と三県から登れる山でありコースも豊富、また一般的に登られているルートは初心者から登れるので、これから始める方には最適の山と思います。おすすめは紅葉の時期です。(佐藤K)

名残ヶ原の木道

コバルトブルーの昭和湖 有毒ガス(^_^;)

天狗岩の付近の岩

稜線から地獄谷と須川湖と須川温泉

トンボが飛び交う中撮影

三途の川渡り

賽の碩へ剣岳がお出迎え


8月3日(日)鳥海山・鳥海湖一周(秋田県山岳連盟募集登山、快晴)

参加者

一般参加者 10代から70代まで、男性3名女性11名(計14名)

スタッフ 佐藤、池田、畠山、大友、斉藤、藤原、橋本、市川(計8名)

行程

 秋田県庁(6:00集合)→鳥海ブルーライン鉾立駐車場(8:06発)〜御浜小屋(10:30)〜八丁坂〜鳥海湖(昼食)〜御浜小屋〜鳥海ブルーライン鉾立駐車場(14:40)→大内道の駅で温泉入浴→秋田県庁(17:30着/解散)

メモ

 藤原が役員を務めている秋田県山岳連盟の募集登山に、当会から藤原、橋本、市川の3名がスタッフとして参加しましたので、この場を借りてご報告します。
 今回は、定員25人のところ参加者は14人と少なめでしたが、ご覧のとおり、天気は梅雨明け十日の快晴に恵まれました。賽の河原までの石畳では、高温&カンカン照りで皆汗だらだらだったものの、体調を崩す人もおらず、全員無事に予定時間内に御浜へたどり着くことができました。
 御浜から先は本日のハイライトのお花畑帯です。昨年の同時期はコバイケイソウが一面に咲き誇っていた八丁坂でしたが、今回はコバイケイソウはほとんど見られず、代わりにハクサンイチゲがものすごい密度と広がりで、その勢いを見せつけていました。年によって主役になる花が交代するというのも面白い現象で、山はいつ来ても新たな発見があります。
 このコースは今回が初めてという人が大多数で、彼方に見える山頂部にあこがれの眼差しを送る人も多かったようです。参加いただいた皆さんには、今回の経験を足がかりとして、ぜひ次回は山頂を目指してもらえればうれしいと感じました。皆さん、暑い中本当におつかれさまでした。ありがとうございました。(藤原)

 展望台で記念写真。本日は快晴で日差しも強い。

 光の祝福をいただく(Mさん提供)

 御浜小屋下のハクサンフウロ

 御浜でひと休みして扇子森の登りに入る

 振り向けば鳥海湖と残雪に花々が彩りを添えている

 我がパーティと行き交う人々。いつもながら賑やかなコース。

 夏雲わく山頂部

 八丁坂のハクサンイチゲは

 こんな感じで一面に広がっていた

 満月と三日月の雪渓(Mさん提供)


8月17日(日)岩手山・柳沢コース(雨)

参加者

橋本、藤原、市川、村上、佐藤K(5名)

行程

秋田市(4:30発)→馬返し駐車場(6:30/7:13発)〜8合目小屋(10:00/昼食/11:10)〜馬返し駐車場(13:20)→網張温泉→秋田市(17:10着)

メモ

 橋本副会長の提案で、17日(日)に岩手山に行こうということになった。
 当日の天気は週間予報では好天となっていたが、前日になって予報は雨天へとひっくり返った。さてどうしたものか。橋本副会長の判断を注目していたところ、「雨天でも行こう」という前向きな姿勢が示され、これに参加予定者全員が賛同した。
 こんないきさつで、今年度たぶん初となる雨中山行が実施されることになった。
 馬返し駐車場で秋田市出発組3名と前泊した2名とが合流した。駐車場には車が30数台ほどあって結構入山者は多い様子。山はガスがかかって行く手は何も見えないが、天気は霧雨さわさわ状態で、やる気をそぐほどでもない。まあ行けるところまで行きましょうか、ということで出発した。
 出発後しばらくは樹林帯の中、風がなくて蒸し暑い。霧雨を浴びながら汗ダラダラで歩いていたが、500メートルほど登って冷たい風が吹いてきたところ、体調いまいちだった村上さんがこれにノックアウトされてしまった。靴擦れもしていた村上さんは、ここですっぱりと前進をあきらめて引き返すことになった。
 その他のメンバーは、涼しくなったことでかえって歩きやすくなり、順調に高度を稼いでいく。
 2時間45分ほどで8合目小屋に到着。雨と蒸れとで全身が濡れ濡れで湿っぽいことこの上ない。天気が回復する気配は全くなかったので、小屋でランチしたあとそのまま下山することにした。管理人がいる小屋なのに無料で休憩できるのはありがたい。
 下りでも天候は全く変わらない。1,160メートルをひたすら黙々と下って、2時間10分ほどで駐車場に到着した。
 本日はきれいな花もなく展望もゼロだったが、それなりの運動をしたので満足度は高かった。網張温泉で一風呂浴びて、そば茶味のソフトクリームをいただき、爽快な気分で帰路についた。次回はぜひ泊まりでゆっくり登って朝の雲海を見てみたい。(藤原)  

 霧雨降る馬返しの駐車場を出発(天気がよくなかったので以後の写真はありません…)


8月31日(日)桃洞沢〜赤水沢(晴れのち雨)

参加者

Aチーム 小野、梅崎、落合、宮田、寺地、佐々木A(6名)

Bチーム 藤田、藤原、市川、佐藤K、芦村(5名)

行程

秋田市(5:30発)→阿仁前田で現地集合組と合流→クマゲラセンター(8:10)〜桃洞・赤水分岐(8:40)

以下Aチーム 〜赤水沢遡行〜兎滝(10:30/11:30)〜クマゲラセンター着(13:30)

以下Bチーム 〜桃洞沢遡行〜桃洞滝(9:02/9:10)〜男滝(9:50)〜938南側コル(10:55/11:05)〜赤水沢本流出会〜兎滝(12:40/12:50)〜桃洞・赤水分岐(15:00)〜クマゲラセンター着(15:28)

クマゲラセンター駐車場で合流後→森吉山荘で入浴後帰秋

メモ

 兎滝までを往復するチームと、桃洞沢から赤水沢を周回するチームとに分かれて山行を実施した。朝の天気は良好だったが午後からの予報は一時雨。どんな天気になるかわからないが、行動は早めにしようと考えてスタートした。以下、要点を箇条書きで。
・森吉山荘手前の路上で、路肩から黒い大きな動物が突然飛び出してきて、私の車の直前をトッカトッカと走って横断していった。飛び出してくるタイミングがもう少し遅かったら激突は免れなかったと思う。体長1.4メートルくらいはあったかな? 山中で鉢合わせなどしないことを祈る。
・クマゲラセンターに着いて車を降りたとたん、たちまち膨大な数のヤブ蚊にたかられた。地下足袋を履いている間にももう数カ所刺されてしまう。寺地くんなどは、全身に虫除けスプレーをかけまくっていたが、かけてもかけても雲のようにつきまとってくる。ここの蚊は凶暴で、服の上からも刺してくるので大変始末が悪い。もうもうと人にたかる様には恐怖すら感じる。沢に入るまでずっとこの調子で、腕や顔などかなりぼこぼこにされてしまった。それにしてもこんなに大量発生したところに来たのは初めてだ。
・桃洞沢分岐でAチームと別れる。立ち止まると蚊の攻撃が増すので、お互いあいさつもそこそこに別れた。(この間の写真がないのは写真どころではなかったためです。)
・沢に入ってやっと蚊がいなくなり、ようやく皆に笑顔が戻ってきた。
・以後の行程は写真のとおり。遡行、下降ともに順調に楽しい沢歩きを満喫し、すんなりと兎滝に着いた。待っている予定のAチームは、メッセージを残して帰ったあとだった。
・雲行きが怪しくなってきていたので、昼食は手短に済ませたが、出発とほぼ同時に雨粒が落ちてきはじめ、ほどなく一面の雨しぶきとなった。そそくさと雨具を着込み、安全地帯まで逃げ帰ろうということにする。
・突然のスコールに沢はたちまち濁って水かさが増してくる。甌穴のありかもよく見えない。幸い、強い雨はさほど長くは続かなかったが、以後は慎重な下降を強いられることになった。ゲリラ豪雨の怖さを肌で感じた。
・帰りの樹林帯でも蚊の猛攻は変わらなかったが、全員雨具を着ていたので比較的被害は軽かった。Aチームの皆さんは蚊から逃れるため車の中でじっと待っていてくれた。雨具と地下足袋のまま運転席に飛び込むが、同時に10数匹の蚊が車内に侵入し、全てを片づけるまでしばしの時間を要した。
・以上、色々なことがあって大変な山行だった。自然の猛威を前に参加者の経験値も大分上がったと思うが、少なくとも次回は蚊がいない時期を選びたいと強く感じた。(藤原)

こっちも見て頂戴→ 藤田会長のレポート

 沢周回のBチーム一同。沢に入ってやっと蚊の攻撃から解放された。

 男滝が見えてきた

 新人・芦村くんが男滝に挑む

 峠に着いてひと休み

 ナメ滝の連続する沢をどんどん下っていく

 赤水沢本流のナメ滝。このあたりで遠く雷鳴が聞こえだしてきた。

 ハート穴滝は右岸の木の枝を伝って降りた

 沢幅が15センチくらいになるプチゴルジュ

 兎滝の懸垂下降

 懸垂は下段のテラスまで。そこから右岸へ駆け下りる。

 兎滝往復組からのメッセージ。待たずに帰ってもらって正解だったと思う。

 突如、大粒の雨が落ちてきた。すみやかに逃げ帰る。


9月13日(土)鳥海山・鳥海湖一周(一般募集登山、晴れ)

参加者

一般参加 Yさん、Mさん、Tさん、Mさん、Mさん、Yさん、Hさん(7名)

スタッフ 藤田、小野、藤原、梅崎、三浦、橋本、落合、佐藤K(8名)

行程

秋田市役所(5:30発)→鉾立駐車場(7:30/7:40)〜賽の河原で休憩(8:30/晴れ)〜御浜小屋(9:35/9:45、晴れ)〜鳥海湖一周(晴れ一時曇り)〜御浜小屋南西のピーク(11:10/昼食/11:50、晴れのち曇り)〜鉾立駐車場(13:30着、曇り)

メモ

 今回の登山は、本来8月に計画していたものが台風の接近と前線による不安定な天気により延期をしてしまった登山の再挑戦でした。今回も前日には局地的な雷雨により実施が危ぶまれる天気となりましたが、コースの安全性や降雨が局地的で短時間であること、および天候は回復に向かうという先輩からのアドバイスにより実施できることとなりました。
 まぁそれでも、最低限カッパは着ることになるんだろうとあまり期待せずに現地へと車を走らせたのですが、時間がたつにつれて天候はみるみる回復していきます。鳥海山麓につくころには海の上に大き目の積雲が目立つものの、頭上はさわやかな秋晴れと言ってもいいレベルとなっていました。
 登山届を出していよいよ登山開始です。
 出発して間もなくの展望台では、今回はあきらめていたきれいな眺望を望むことができ、その後も一時的に雲に覆われることがあったくらいでほぼ晴天の下快適に御浜小屋まで歩を進めることができました。一般参加の皆さんも健脚揃いで、余裕を持った日程のまま御浜小屋まで着きました。天気が良いと、ここは本当に景色が良いです。小屋にはもう管理人はいませんが、1000円で素泊まりができるとのことでした。
 鳥海湖一周のコースも木道が整備されていて、景色を楽しみながら快適な散策を楽しめました。花も咲いていましたが、秋めいてきた草紅葉が素晴らしかったです。
 御浜小屋の隣のピークまで登って昼食です。ここはちょっとした広場になっていて快適な休憩ポイントですね。山頂部はさすがにずっと雲の中だったのですが、昼食の最中に一度その姿を望めました。穏やかで楽しい昼食タイムとなりました。
 その後は鉾立まで下るだけです。途中1、2度小休止を取りながら、会話に花を咲かせた帰路となりました。さすがに足への負担が大きかったのか、下りの途中で足が笑っている人もいましたが、今年の一般参加の方々は本当に健脚の方ばかりでした。
 鉾立には無事に帰り着くことができました。今回は予想外の晴天に恵まれ、心地良く登山を楽しむことができ、最高でした。
  皆さんお疲れ様でした。一般参加の方々とは、またどこかでご縁があればうれしい限りです。(藤田)

 展望台で全体写真。天気はいい。

 石畳トレイルを笑顔で順調に登っていく

 賽の河原までは50分ほど。かなり順調。

 色づき始めた草紅葉と稲倉岳

 御浜で一休みする

 御田ヶ原の下り道。さすがに9月になると人は少ない。

 夏の名残のハクサンシャジン

 少人数だった1班

 女性ばかりだった2班

 一番賑やかだった3班

 鉾立のナナカマド。秋ですねえ


9月13日(土)〜14日(日)鳥海山(鉾立コース)山頂小屋泊(晴れ)

参加者

佐藤K(単独)

行程

1日目 鉾立登山口再スタート(14:05)〜賽の河原(14:55)〜御浜(15:30)〜御田ヶ原(15:50)〜八丁坂(16:10)〜七五三掛(16:20)〜七五三掛分岐(16:30)〜(外輪)〜文殊岳(17:20)〜ナイトハイク(18:00)〜七高山(18:30)〜山頂小屋着(19:00)
2日目 新山アタック開始(7:10)〜新山山頂(7:30/8:30)〜山頂小屋(9:00/9:30)〜(千蛇谷)〜七五三掛分岐(10:38)〜七五三掛(10:43)〜八丁坂(10:50)〜御田ヶ原(11:03)〜御浜(11:18/30)〜賽の河原(11:47)〜鉾立登山口着(12:30)

メモ

1日目
一般募集山行後、天気が好転し時間もあったので、以前から憧れのご来光を目論み山頂小屋泊を実行しました。
ザックを泊用に変更し山頂まで4時間と見積り、日没18時前後のこの時期ギリギリ可能と判断、状況によって御浜小屋の選択ありで再スタートを切る。
御浜までは順調に1時間半で到着。予定通りである。これなら山頂まで行けると思い先を急ぐ。途中、御田ヶ原で下山者グループの一人が蹲っている。尋ねてみるとトレッキングシューズのソールが剥がれたようで怪我ではなくほっとする。
最終下山者グループと七五三掛周辺で遭遇する。ギリギリ日没に間に合うかの時間で挨拶を交わし再び登る。七五三分岐では夕陽を見ながら登りたいので外輪を選択する。
文殊岳付近でミネラル補給に失敗して足をツッてしまいそうになる。水分補給と休憩し大誤算のブレーキ。七高山での夕陽は諦めナイトハイクが決定したので行者岳まで夕陽を眺めながらゆっくり進む。
七高山手前で山頂小屋が見えると先の小屋泊者がこちら側を見ているのがわかった。小屋に着くと先ほど見ていた先客者が出迎えてくれた。さっき外輪登ってくる人いたけど大丈夫かなと言われ、自分であること告げると安心してくれました。
小屋には先客者12人居りギリギリ泊まることが出来ました。参考にしかならないけど、この日の歩数計(携帯)26km 4万歩。
小屋の外は寒いけど物凄い星空と海上の雷鳴が綺麗でした。
小屋ではお酒も入り先客たちと山話に盛り上がる。が、そこは山屋 21時就寝を決まり時間とともに終焉。

2日目
4:00ご来光を期待し周辺を見渡すもガスで視界ゼロ、諦め寝袋に帰還する。
6:00ナイトハイク者(4人)が小屋に到着。湯の台口から12時発で登ってきて七高山で雲の隙間からご来光を拝んだと話を聞いて残念に思う。
山小屋の中では一晩の仲間達と新山の晴れ間を予想し、ガスの切れ目が見えてきたので登頂開始する。山頂では時々ガスが掛かるものの比較的視界が利いた。山小屋の中では一晩の仲間達と新山の晴れ間を予想し、ガスの切れ目が見えてきたので登頂開始する。山頂では時々ガスが掛かるものの比較的視界が利いた。
下界が覗く度に歓声が上がり盛り上がる。さすがに1時間山頂を堪能すると寒くて退散する。下界が覗く度に歓声が上がり盛り上がる。さすがに1時間山頂を堪能すると寒くて退散する。
身支度を済ませ下山開始である。この日は好天により登山者も多く、さらにSEA TO SUMMITの開催日でのんびり下山する。
千蛇谷の雪渓はわずかに残るばかりで雪上を楽しむ。御浜では鳥海湖の畔に降りている人も居り、しばし鑑賞。
登山口まで残り3.5km最後の下りを楽しみながら無事到着。
今回はこむら返しの前兆・ナイトハイクの予期せぬ経験と雷鳴と星空と沈む夕日に満足した山行でもありました。(佐藤K)

 御田ヶ原から御浜方向すっかり雲海の上

 文殊岳(2005m)から新山・小屋・七高山

 新山 西側から御浜・鉾立・海岸まで一望

 雪渓とガスの山頂


9月21日(日)森吉山・ヒバクラコース(晴れ)

参加者

三浦、梅崎、橋本、落合、佐藤K、若狭(6名)

行程

秋田市(7:00発)→ヒバクラ岳登山口・808m(9:34)〜1070m地点(10:29)〜11:20 ヒバクラ分岐(11:20)〜山人平(11:54)〜森吉山頂(12:20/昼食/13:00)〜山人平(13:25)〜ヒバクラ分岐(13:55)〜1070m地点(14:33)〜ヒバクラ岳登山口(15:18)→秋田市(18:30着)

メモ

 当初、キャンプでの山行を予定していたもののキャンプ参加者が少なく、日帰りに変更した今回の山行は、秋晴れの中、実施することができました。
 秋田市出発が7時で、何度も時間を確かめてしまうくらいゆっくりめのスタート。そんな中、ヒバクラ岳登山口から出発。ススキが辺り一面に広がる景色から、あまり人が入っていないような笹藪を掻き分けて入っていくことも…。粘土道のツルツルに、泥のぬかるみに、遊歩道の滑りにと足元の状況が変わる中、長〜い急な階段へと突入し、何とか上りきりました。足元ばかりを気にしていましたが、上りきった1070mあたりでは、ヒバクラ山頂に続く稜線が見え、ゆっくり山の景色を見ることができました。ヒバクラ分岐から向こう側には森吉山頂を見ることができ、山頂周辺は少し色づき始めているかなと見ることができました。分岐周辺も、黄色や赤色に色づいた草紅葉を間近に見ることもでき、なんて良い時期に来たんだろうと思ったところでした。山人平を通って周回しつつ、山頂を目指して向かいます。そこまでは誰ともすれ違うことがなく、これまでになく入念に笛を鳴らし、熊鈴が大活躍だった山行も、人の気配が感じられるようになるとそこからは一気に山頂目指すのみ!山頂到着12時20分と、まさにランチタイム。周辺に見える山々や空を眺めつつ、美味しく食べました。
 森吉山は、私が会の一般山行に初めて参加した思い出深い山で、それ以来の登山でした。今回、キャンプ泊なしの山行に変更となりましたが、紅葉しつつある山を登ったこと、ゆっくり山頂から山々を見渡せたこと、そして、往復14km歩いたこと、『私、登ったど〜!!』そんな気持ちになりました。皆さん、ありがとうございました!(落合)

 ヒバクラ分岐に着くと山頂がよく見える

 ヒバクラ分岐近くの湿原

 山頂直下の登り

 山頂へは昼過ぎに着いた

 下山途中の長い階段


9月25日(金)〜27日(日)中高年安全登山指導者講習会 岩木山・百沢コース

当会からの参加者

藤田、藤原(2名)

行程

26日(土) 百沢〜焼止ヒュッテ〜錫杖清水で実技講習〜岩木山頂〜八合目で実技講習

メモ

 国立登山研修所と日本山岳協会が主催する中高年安全登山指導者講習会に藤田会長と藤原の2名が参加してきました。今回は、岩木山を会場に東日本地区分として実施され、特に登山時のファーストエイドをメインテーマとして講義と実習、さらに実際の登山場面での実技と、実践的かつ内容の濃い講習が行われました。北海道から愛知県まで、総勢48名の参加者が5つの班に分かれて3日間を過ごし、山ヤ同士の交流も大変盛り上がった会になりました。親身にお世話くださった青森県岳連の皆様、そして貴重な知識を大変エネルギッシュに教授くださった大城和恵ドクターほか講師の皆様、主催団体の皆様、そして3日間ご一緒いただいた3班の皆様、大変ありがとうございました。(藤原)

3班のSさんが詳細にレポートしてくれました→ http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-521138.html

 登山口の百沢スキー場で記念写真。3日間行動を共にした3班の仲間たち。

 後半部分は沢を詰めていくことになる百沢コース

 伏流水がわき出る錫杖清水で実技講習が行われた。倒れている登山者を発見し、状態を確認して応急処置をし救助要請を行って救助を待つという一連の手順を実地で確認した。

 岩木山頂では360°の展望だった。バイオトイレの向こうに見えるのは十三湖に至る海岸線と津軽平野。

 山頂は八合目からの登山客も多く賑やかだった


9月28日(火)虎毛山・赤倉沢コース(晴れ)

参加者

佐藤K(単独)

行程

登山口・470m(8:35)〜渡渉点(9:20)〜桧林・870m(9:48)〜夫婦桧(10:04)〜分岐・1234m(10:44)〜山頂・1433m(11:47/湿原散策(虎毛観賞)・昼食/13:00発)〜分岐(13:48)〜夫婦桧(14:06)〜桧林(14:17)〜渡渉点(14:37)〜登山口(15:24)

メモ

好天に恵まれ雲上のオアシスへ。ちょっと遅く出てしまったので駐車場には既に車が7台ありました。
林道を約一時間4km弱を歩き、渡渉点の橋を渡ると本格的な登りが始まる。
ひのき林・夫婦桧までほぼ急勾配の連続、そこから『分岐まで0.5km』と書かれた木表(1080m)まではしばし和らぐが、そこからまたもや急勾配を進む。分岐まで到達すると山頂まで1.2kmである。
少し登ると痩せ尾根に出て、ここで視界が開け山頂(登山道も)が一望できる。目に飛び込んで来たのは素晴らしい紅葉。雲の影が行き過ぎるのを待ち眺める。この痩せ尾根をパスするとあとは難なく山頂に到達する。
小屋にザックを置き、山頂湿原を散策する。湿原は虎毛の名の通り鮮やかな草紅葉である。山頂付近からは栗駒山、山伏岳、高松岳、小安岳、禿岳、神室山、前神室山、須金岳等を見ることができました。
小屋の中は9℃、太陽のおかげで外のほうが暖かいので外のテーブル(貸切)で昼食とする。次回は小屋泊をしてみたいと思い、あとにする。(佐藤K)

 夫婦桧 仲睦まじい

分岐すぎの痩せ尾根から山頂の紅葉

 山頂小屋と真っ赤に染まるドウダン

 虎毛らしい光景

 神室山と前神室パノラマコースが見える


10月4日(土)高松岳・山伏岳縦走(くもり一時風雨)

参加者

小野、橋本、高橋、長谷部、市川、落合、佐藤K、寺地、佐々木(9名)

行程

秋田市発(5:30)→泥湯温泉登山口〜新湯 〜子安岳〜高松岳避難小屋〜高松岳〜高松岳避難小屋で避難・昼食〜山伏岳〜川原毛登山口〜泥湯温泉登山口〜奥山旅館で入浴→秋田市(タイム記録なし)

メモ

泥湯温泉登山口から川原毛登山口へと降りる泥湯三山縦走にチャレンジしました。
泥湯温泉駐車場の脇から黒いパイプを辿り、沢蟹に出会いつつ温泉の湧き出る新湯に到着。
小安岳まではひたすら高度を稼ぎ、曇りがちの天気でしたが晴れ間もあり紅葉を楽しみながら小安岳到着。
泥濘に足を取られながら高松岳避難小屋を目指す、石神山分岐を過ぎ景色の良い稜線を辿る。
避難小屋に到着し荷物をデポし300m先の高松岳山頂へ。山頂に到着し写真を撮っていると天気が怪しくなってきた。
少し早いが避難小屋でお昼を頂く。雨や風が激しくいくつかのグループが小屋に避難してくる。
雨が止んだが風が強いので寒さ対策に雨具を着込み山伏岳を目指す。
山伏岳山頂は風が強いため、集合写真をとりすぐに出発。
下りは傾斜と泥濘に苦労させられ何人かが転倒しつつ川原毛登山口に到着。
川原毛地獄を横目に少しの間舗装路を歩く。
泥湯温泉奥山旅館さんでお湯を頂き、湯沢駅前の高市青果店さんの芋の天ぷらに舌鼓を打ちながら帰宅しました。
前日と当日の雨もあり路面状況が悪い中の登山、皆様お疲れ様でした。(長谷部)

 稜線に出たあたりではまだ天気はよかった。皆も笑顔。

 稜線は紅葉が見頃

 暗雲たれ込めてきた高松山頂。このあと暴風雨となって小屋に避難した。

 強風の中小屋を出発する

 泥道をたどり山伏山頂に着く

 河原毛から泥湯までは車道歩きになる


10月5日(日)鳥海山・鉾立コース(晴れ)

参加者

市川、藤原、杉渕(3名)

行程

秋田市役所(5:00)→鉾立登山口(7:00発)〜御浜小屋(8:35)〜七五三掛(9:20)〜大物忌神社(10:40)〜新山往復〜大物忌神社(11:30/昼食/12:10)〜御浜小屋(14:00)〜鉾立登山口(15:20)〜鶴泉荘で入浴→秋田市役所

メモ

鳥海山の鉾立は紅葉が見頃...という情報を聞いて急に計画した山行でした。
天気も良く、駐車場で、既に赤や黄色に染まった木々がとても綺麗でした。
県外ナンバーの車も沢山です。
御浜辺りまでは、紅葉の絶景が続いていました。
御浜に着くと、空気は冷たく、風も強くなってきました。そんな中でも健気に咲いている花が見られ、またまた感動でした。
頂上付近に行くと、風は益々強くなりましたが、頂上からは紅葉している木々が、美しいじゅうたんのように見えました。
下山時は、黒い雲が私達と一緒に下に下がってきてしまい、行きのような晴天では無くなってしまいました。しかし、そんな曇りの中でも、行きと同様、きれいな景色を堪能する事ができました。
紅葉の鳥海山に大満足!!
行って良かったなぁ〜(^-^)/(市川)

 紅葉真っ盛りの奈曽渓谷と当会若手女子2名

 同じく紅葉のブルーライン

 鳥海湖の向こうで雲海に浮かぶ月山

 青空と稲倉岳

 湯ノ台から登ってきたという黒木隊員と鉢合わせする

 この時期でも千蛇谷には雪渓が残っていた。万年雪になるのだろう。

 

 新山ドームに遊びに行く

 雲が多くなってきた新山山頂

 北面を見下ろすと一面の紅葉だった

 同じく新山から鉾立方面を望む。この平担面をごっそり陥没させた噴火のエネルギーとはどんなものだったのだろうか?

 10月だというのにぽつりぽつりとハクサンイチゲが咲き残っていた


10月12日(日) 甑山(快晴)

参加者

藤田、三浦、小林、佐藤K、佐藤TH、寺地(6名)

行程

道の駅・清水の里鳥海郷集合(7:00/7:30)→甑山登山口(8:00/8:05)〜男甑南西側のコル(9:00)〜男甑山頂(10:00/10:10)〜男女のコル(10:40)〜女甑山頂(11:00/昼食/11:50)〜男女のコル(12:05)〜名勝沼(12:30)〜甑山登山口着(13:00)

メモ

 紅葉の甑山を登りたいと計画した個人山行でした。
 思いのほか多くの人に参加してもらえたことと、終始快晴の天気に恵まれことで最高に満喫できた山行でした。
 一般的な、名勝沼を経由して男女のコルに向かうコースや県境コースではなく、男甑の南西側斜面を登るルートを目指しました。このコースは岩場が多く、危険が多い分スリリングで楽しいコースです。歩いてみると、ルートは刈り払いされており危険個所にはロープも張られてよく整備されていました。おかげで迷うことなく道を進めましたが、男甑の登りは気を抜けないような岩場が連続して慎重に登らなければなりません。個人的には大好きなコースですが、やはり単独ではこれないコースです。二人以上でないと万一滑落などがあった時に対応できませんので。
 心地よい疲れを感じながら男甑山頂に到着、一息ついたら女甑を目指します。絶景を望みながら急な坂道を下って、男女のコルを過ぎるといよいよ女甑の登りです。相変わらずのきつい胸突きでしたが、体力のあるメンバーばかりだったのでぐいぐい登っていけました。
 女甑山頂にはもう1パーティ3人の先客がいましたが、間もなく降りていきました。鳥海山もよく見え、最高の景色です。昼食を忘れてきたり、お湯を入れる前のカップ麺を転がして具のないシーフード麺を悲しくすする人がいたりと多少のハプニングを笑いながら昼食を食べました。差し入れのシフォンもおいしかったです。
 女甑を発つと、後は下るだけです。男女のコルから名勝沼を目指します。急な下りでしたがぬかるんだりもしておらず、いいペースで下りました。会話を楽しみながらトラブルなくあっという間に名勝沼まで下りました。晴天の名勝沼は相変わらず美しく、紅葉によく映えていました。
 名勝沼を過ぎるとほどなくして登山口に到着です。一日中晴天の下、紅葉の秋山とスリリングな岩場を楽しめた最高の登山でした。
 入浴は湯ノ沢温泉日勝館へ。良いお風呂をいただきました。
 早朝に出発すると早い時間に下山できますし、日が短く何かと多忙なことの多い秋口に登る山としては手ごろだと思います。佐藤Kさんが言っていました。夏に登ると苛酷だそうです。(藤田)

 男甑の下り道からは女甑がよく見える

 女甑の山頂でバンザイ

 下りで立ち寄った名勝沼

 ウイルソンカツラの空洞に皆で入ってみた


10月19日(日)太平山・赤倉岳(晴れ)

参加者

藤原(単独)

行程

旭又駐車場〜赤倉岳周辺〜旭又駐車場

メモ

 今年はキノコを全くおがんでいなかったなと思いながら迎えた週末の天気は晴天。これは行くしかないなと思い、太平山・赤倉岳周辺のブナ林にもぐってきました。案にたがわず、最盛期の美しい山の幸が待ってくれていて、感謝しながらいただいてきました。秋田は貧乏県ですが、まだまだこんな豊かな恵みがあります。(藤原)

 ブナの倒木に育つブナカノカ。肉と一緒に煮付けにするとおいしい。

 赤倉岳のブナ林

 晩秋の太平山の稜線

 本日の本命に出会う。ナメコって本当に美しいと思う。

 冬枯れのブナ林のなかでひときわ光っていた


11月1日(土)秋田駒ヶ岳(くもり)

参加者

橋本、小野、梅崎、寺地(4名)

予定

秋田(6:00)→八合目小屋(8:00)〜笹森山(8:40)〜湯森山(9:20)〜横岳(10:40)〜男岳(11:30)〜阿弥陀池(11:50)〜昼食〜男女岳(12:50)〜八合目小屋(14:00)〜入浴→秋田(17: 30)
 風が少々冷たかったが、天気も良く、非常にいい山行でした(^^)/ ・・・と、前日の朝の天気予報からは上記のとおりなる予定であった。しかし・・・実際は下記のとおり。

行程

秋田(6:00)→登山口(8:20)〜ススキ終了(8:40)〜湯森山・笹森山縦走路(10:20)〜八合目小屋(11:00)〜昼食〜登山口(14:00)〜入浴→秋田(17:00前)

メモ

 数日前に雪が降ったとはいえ、その後、晴天が続いていたので雪はそれほどでもないと考えていた。前日の朝時点では、土曜は晴れ時々くもり、気温20℃との予報。明日はいい山行だな〜と考えていた。仕事を終え、天気予報を確認すると、くもりのち雨(午後3時から雨)となっていた。すでに中止を決める19時をとうに越えていたし、雨は午後からなので、場合により行程をショートカットすれば大丈夫と判断した。
 朝、担当者が二度寝してしまい、集合時間を数分オーバーしてしまう。この時点でなにかを悟っていたのかもしれない。
 若干遅れ、一路、駒ヶ岳八合目を目指した。駒ヶ岳八合目までの道は、11月1日から11月8日までは、自家用車禁止が解除されるのでバスに乗り換えなくても行くことが可能なのである。今日は八合目からなので時間的に余裕のよっちゃんってな感じで、コンビニでの買い物もゆっくり。車に乗り田沢湖温泉郷のカーブを曲がりいよいよ八合目までの道へ進入と思ったら「通行止め」の看板が目の前にあった(帰宅後ネットで確認したが、閉鎖の情報はなかった)。
 そこで思案した結果、昨秋、駒ヶ岳へ行った際に見ていた「乳頭の休暇村付近から笹森山への登山道を選択することとした。地図はあったが誰も行ったことのない道で登山口を見つけるのに手間取ってしまった。天気はくもり。
 コースは、昔の乳頭スキー場を登るのであるが、最初は、ススキの中を登る。ススキは不自然に倒れている個所が所々あり、茂みから熊がでてきそうな感じである。しばらく行くと、ブナの林となる。道はブナの落葉に埋もれ足跡がないが、なんとなくわかるので迷う心配はない。アップダウンがほぼなく、なだらかな登りがところどころにある程度である。ブナの落葉でフカフカとして歩きやすい。いい道である。さらに歩を進めると、ブナ林を抜け、笹原にでる。ガスって眺望はなし。ここから、笹森山の北側斜面のため、雪が残っており、道が不明瞭となる。慎重に足場を確認しながら登る。途中からみぞれっぽい雨となる。慎重に歩をすすめるとようやく笊森山と笹森山との縦走路へでた。ここからみぞれっぽい雨が激しくなった。急いで歩をすすめ八合目避難小屋へ到着。誰もいなかったので広々使っていたが、国見から笊森経由で来たという団体さんが到着。一気ににぎやかになった。
 昼食を食べ、下山について協議。来た道の雪道が大変だったことから、八合目から舗装路を下り駐車場を目指す、という強硬案もでたが、時間的なことや踏跡により道がわかりやすくなっているので来た道戻ったほうがいいとのことで来た道を下山した。
 帰りは、温かい温泉に入って冷めた体を労わり帰宅した。
 結果、今回も雨にたたられ、頂上を踏めず、今年を象徴した山行であったが、今回のコースは紅葉時にはぜひ試したいコースであることを発見できたのでそれはそれで良かった。(橋本)


11月11日(火)太平山・赤倉岳(晴れ)

参加者

藤原(単独)

行程

旭又駐車場〜赤倉岳周辺〜旭又駐車場

メモ

 晩秋のよく晴れたこの日、休日の振替を利用して再度単独でキノコ探訪に行ってきました。初雪を過ぎた後のこの時期では、さすがに山の幸も終盤だったものの、今年最後の収穫を楽しむことができました。(藤原)

 苔とナメコは仲がいいみたいだ

 時期が遅かったので少し乾き気味の山の幸


1月11日(日)秋田駒ヶ岳・八合目(くもり)

参加者

藤田、藤原、梅崎、高橋、市川、東城(6名)

行程

アルパこまくさ駐車場(7:50集合/8:10発)〜旧アッスルスキー場終点(9:45)〜片倉沢橋(10:15)〜八合目小屋(11:10/昼食/12:05発)〜アルパこまくさ駐車場 (13:15)

メモ

 圧雪される前のアルパこまくさ〜八合目小屋のコースを楽しもうと、1月の定例山行を当初予定されていた大平山前岳からこのコースへと変更した。
 手元に圧雪された状態での山行記録しかなく、想定時間を考えるのに苦労したが、藤原さんからアドバイスをもらって立てた計画はほぼその通りの時間で行動を進めることができた。
 前日に結構な量の降雪があったが、夜の間は降らなかったようで程よく締まっており、行動途中での雪崩の心配は全くなかった。
 雪山が初のメンバーもおり、また、今シーズン初の雪上登山という人もいたが、トラブルなく良いペースで登れた。下山の時にスキーで滑るとやや重い雪に感じられたが、登りに関しては深い積雪に苦しむこともなく登りやすかったと思う。
 登り始めは汗をかくほど暑かったが、スキー場終点付近では風が強く寒かった。スキー場を過ぎて林間に入ると風が収まりむしろ適温になった。夏道に沿って進んだり、林間に入ったりしながら雪道を満喫して歩いた。天気は曇りだったが荒れてはおらず、それなりに景色も楽しめた。
 八合目小屋付近まで高度を上げるとかなりの低温となり、ガスが発生して視界も悪くなってきたが、無事八合目小屋に到着し、昼食をとった。36円の生麺と、26円の粉末スープで作った素うどんがこんなにおいしいのはやはり冬ならではだと思う。
 下りのスキーはやはり面白かった。木があまり密集していないので林間を滑ってもそれほど難しくなく、それでも圧雪されたゲレンデとは違う滑り心地と疾走感が何とも言えない。
 無事にアルパこまくさ駐車場に降り立ち、風呂に入って行程を終えた。風呂はホテルニュースカイを利用したが、ここは硫黄分が多く、なかなかのお気に入りになってしまった。(藤田)

 ゲレンデを登っていく。ノートラックの新雪が気持ちいい。

 林間の新雪はふかふか。下りが楽しみだ。

 八合目に来ると視界が悪くなってきた。今日はここまで。

 八合目小屋の室内気温は−10度。充電してきたばかりのカメラの電池が切れそうになる。

 ゲレンデでは雪が重くなり、ほぼ直滑降で降りる

 帰る頃には日が差してきた


2月28日(土)〜3月1日(日)八甲田スキーツアー(天候不定)

参加者

市川、藤原、梅崎、藤田、高橋、佐藤K、寺地(7名)

行程

1日目(大岳環状コース) 秋田(5:30)→酸ヶ湯(9:30/10:00発)〜酸ヶ湯登山口(10:10)〜仙人岱小屋(12:00/昼食/12:37)〜大岳小屋(13:37)〜酸ヶ湯(15:30)

2日目(宮様コース) 酸ヶ湯(8:22)→バス→八甲田ロープウエイ→山上駅(9:48発)〜毛無岱〜酸ヶ湯(11:50/昼食/13:00発)→秋田(17:10着)

メモ

 市川さんの声がけにより、ちょっと贅沢な温泉泊の山スキー山行が実現しました。酸ヶ湯を拠点として厳冬期末の八甲田を堪能しようという企画です。状況は次のとおり。シビアなところもあったけど、宿&温泉&ロケーションの良さはピカイチでした。以後の当会の恒例行事とすることに一票。(藤原) 

 酸ヶ湯に到着しさっそく登山準備にかかる

 出端の天候はまずまずだが、山上が雲の中なのが気になる

 ルート指導標は成長するブナに巻き込まれつつある

 前半は風もなくおだやかだったが

 次第に風が出て視界も悪くなってきた。ルート指導の竹竿の存在が非常に助かります。

 仙人岱小屋で大休止とする

 大岳東面をトラバースして到着した大岳小屋。すっかり氷に覆われて入るのはかなり無理そう。

 大岳の西面は強風によってえぐられ、一面がちがちのエビのしっぽで覆われていた。スキーを受け付けない状況を前に、全員スキーを担ぎ、つぼ足でこの急場を突破した。強風&低温&低視界のシビアな状況だったが、会長はおどけて場を和ませてくれた。

 やや降りたところで状況はマイルドになり、ようやくスキーを履いて下ることができた

 今回の宿、酸ヶ湯に到着。今日はここまで。

 翌日は青森湾までよく見えた

 ロープウエイ使用のツアーコースとはいうものの、所々で登りもあります。

 毛無岱まできれいに見渡せた

 コースはほとんど平坦で、滑れるところはあまりなし

 酸ヶ湯に着いた。次は残雪期の東面各コースをねらってみたい。


3月28日(土)鳥海山・中島台(快晴&強風)

参加者

藤原、市川、寺地、東城(4名)

行程

秋田市発(5:00)→一ノ沢橋手前約300メートルで駐車〜一ノ沢橋(7:14発)〜溶岩台地取付(8:30)〜905m(10:25)〜1090mで終了(11:15)〜途中昼食〜905m(12:02)〜溶岩台地取付(12:55)〜一ノ沢橋(13:35)〜駐車地点→鶴泉荘入浴→秋田着(16時ころ)

メモ

 朝からピーカンの青空、景色も最高…な天気とは裏腹に、若干スロースタートとなった。(初山スキー隊員1名、花粉症隊員2名)
 途中、1名がスノーシューに履き替え、会話もはずみペースも上がり、第一の山場(溶岩台地の壁)があり、なんとかサポートしあって登り切った。
 奇形大木のブナが立ち並ぶ場所では、写真撮影会となった。森林帯はゆるやかな斜面が続いたが、気温10度でシールに水が吸い、足が重く感じられた。森林帯を抜け高度を増すごとに強くなる風に耐えながら登ったが、隊長の判断で1090Mで断念。
 下山は、日本海の絶景に向かって滑走。ザラメ状の雪質でスキーが気持ち良く曲がった。
 無事下山、温泉に入って、会で馴染みの酒屋に寄って帰宅。 素晴らしい一日だった。(寺地)

補記

 今回、横浜支部のクマ氏がエントリーの予定であったが、快晴の予報を前にクマ氏はドタキャンを宣言し、単身抜駆けを敢行。前日からの車中泊&ソロでの山頂アタックを試みた。我々が到着した時には、一ノ沢橋および手前の駐車スペースに、すでにクマ氏ほか2台の車がデポされていた。クマ氏は2000mオーバーのあたりで登頂断念したとのことであったが、あの強風下でそこまで到達したその健闘振りを心から称えたい。(藤原)

 クマ氏と途中行動をともにしたyamaoyazy氏の記録(勝手にリンクします。すみません)→ http://yamaoyazy.exblog.jp/21666683/

 本日は快晴。稲倉岳から山頂方面まですっきりさわやか。こんなの初めてかも。

 出だしは杉林の林道。花粉症のメンバーが少々つらそうだった。

 750mに至りようやく下界が見えてくる

 905mから見る北面。ずいぶん硬そうな感じ。

 森林限界までくると、とたんに視界が開けて

 開放感いっぱいという感じになる

 延々と続く外輪壁と雪に埋まる鳥越川

 高度を上げるにつれ、正面からの南風が次第に暴力的になってきた

 1090mで前進を断念。シールやスキーを飛ばされないよう気をつけながら滑降準備をした。

 溶岩台地の壁を尻滑りでかわす東城隊員


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