2001年度山行記録


4月8日(日)稲倉岳 晴れ

参加者

藤原、岩井 2名(テレマークスキー)

行 程

秋田(5:15)⇒横岡〜七曲〜上の山放牧場〜656高地〜958高地〜稲倉岳山頂、下りも同様(タイム記録なし)

メ モ

 昨年に引き続き二度目の稲倉アタックである。昨年より雪消えは少し遅く、横岡部落からやや入ったところで車はストップ。車は他に5台ほどあったが、渓流釣りと登山と半々ぐらいの様子。二人ともにテレマークスキーを履いてスタート。森林限界を抜けたところでルート旗を打ちながら登高した。今回も天候に恵まれ、スタートから4時間半で登頂成功。山頂ではあいにくガスがかかっていてパノラマは拝めず。気温が高めのためか、下りでは腐れ雪とクラストのまだら状態で、慎重な滑りを強いられる。樹林帯に入ると今度はずぶずぶで、スキー滑降不可となり一部つぼ足で切り抜ける場面もあった。湯ノ台温泉「鶴泉荘」で一風呂浴びて帰秋。


4月18日(水)稲倉岳 晴れ

参加者

クマ 単独(テレマークスキー)

行 程

秋田⇒横岡⇒七曲(6:00発)〜上の山放牧場〜奥之院・鳥居〜656高地〜958高地〜稲倉岳山頂(11:00/12:00)〜七曲(14:20着)⇒横岡⇒秋田

メ モ

 4/8の稲倉に都合がつかず同行できなかったクマ氏、発憤して単独アタックを試みる。単独、平日、下見なしの初見ということで少々不安。七曲まで車で入ったが雪は残り少なく、スキーを担いで登行を開始する。奥之院を過ぎて、夏道らしいところより656高地をめざす。直登ルートをとりたいが、熊笹のヤブがあるためかなりの迂回をして雪の残る斜面を登り、尾根筋の656高地の下に出る。そこから雪のある斜面を選んで登り、8:30よりやっとスキーを履いての登山となる。天気が良く、暑くて休み休み登る。まだかまだかと思っていると、突然目の目に新山と七高山が現れた。頂上貸し切りと思っていると、後ろからもう一人、地元の女性入山者(山スキー)あり。晴天、気温の割には雪質もよく、結構テレマークターンがきまる。かなり下までスキーで降りるが、気温が高すぎるため朝の二人分の踏み跡も消失。おばちゃんが道案内をしてくれたが656高地付近で登山ルートをロスト。夏道までヤブこぎをするはめとなりルート旗3本が未回収となった。

 快晴の稲倉岳山頂


4月28日(土)鳥海山(祓川口) 快晴・微風

参加者

藤原、恵、クマ、アキラ 4名

行 程

秋田市役所(5:00)⇒祓川(8:00発)〜七ツ釜避難小屋(9:00)〜舎利坂下部(10:30)〜七高山(11:20/12:00)〜祓川(13:10)⇒フォレスタ鳥海で入浴後、帰秋。

メ モ

 今回はテレマーク、スノーボード、ゴム長靴の混成チームである。そんな私らに、陽気な山スキー3人組から声がかかる。「ボードかい、今日は風にあおられなくてよかったね」「テレマークは軽そうだよね」「あ、でもこれが一番だよなあ〜!」とゴム長靴の恵さんに視線が集まる。私も同感である。特に途中からシールの利きが悪く、足にまめもできはじめてスキー板を担いでの登りにしてからは、ゴム長靴が楽チンそうに見えて仕方ありませんでした。
 七高山頂上では今年も私の誕生日に発泡ワインをふるまうが、前夜のお酒がやっと抜けたというツワモノ多数のため、なかなか減りません。天気の良い頂上でゆっくり時間をかけて・・・とも思いましたが、他のグループにお裾分けして、雪質が悪くならないうちに早々に下山開始。4〜5日前に降った新雪が斜面の凸凹をフラットにしてくれて、滑走には最高のコンディションでした。テレマークターンも実力以上に気持ちよく決まりました。撮影会などしながらゆっくり下山。恵さんも始めはポンチョを敷いて滑っていましたが、最後は直接おしりで滑ってました。帰りも藤原さんの車なのに・・・ (byクマ)

  七ツ釜小屋下斜面を滑る


5月4日(金)八甲田山 晴れ

参加者

クマ 単独(テレマークスキー)

行 程

ロープウェイ山頂駅(8:15)〜赤倉岳(9:15)〜井戸岳(9:30)〜大岳避難小屋〜八甲田大岳(10:30、昼食)〜小岳(12:00)〜ミスコース〜外周道路(13:00)〜睡蓮沼バス停(13:15)

メ モ

 予想以上に雪が少なかったが赤倉岳コースをとる。下山ルートは、行ったことのない東側のコースを雪の状態を見ながらの予定。なるべくスキーで滑れるコースをとり、まずは赤倉岳より大岳をめざす。大岳から下山開始ころより多少ガスが出始める。雪の多い小岳と高田大岳の鞍部から箒場平コースを目指したが・・・ 意識的に雪の多い斜面を(楽だと聞いていたので)大きく右にそれているつもりでいたが、ガスの切れ間に見覚えのある硫黄岳の斜面が見えてびっくり。どうやら高田大岳と雛岳の鞍部を反対側に出てしまったらしい。外周道路に出て場所を聞いてまたびっくり。高田大岳の山腹を半周してしまったようで、そこは猿倉温泉と睡蓮沼の間でした。ミスコースには途中から気づいており、安全に長く滑れるコースを選んでいましたが、本当に長いコースになってしまいました。


5月20日(日)鳥海山(祓川口) 晴れのち雨

参加者

クマ、高橋(盛岡より) 2名

行 程

祓川ヒュッテ(6:30)〜七ツ釜避難小屋(7:40)〜舎利坂〜七高山(10:00)〜七ツ釜避難小屋(10:30、昼食)〜祓川ヒュッテ(11:30)⇒フォレスタ鳥海にて入浴

メ モ

 「ソレで滑るんですか!?」「滑っているところを見てみたい」「危ないでしょう」「それは自殺行為だ!!」と今日はよく声がかかる。私のテレマークスキーにではなく、友人のスノボにである。スノボといっても、あのソリのスノーボートである。ウケねらいで私が友人タカハシに持たせたのだが・・・ やっぱり危ないかなあ〜と多少思い始める。一応安全のため、流れ止めに紐もつけたし、天気も良さそうだしと元気よく登る。
 舎利坂のあたりで、山の反対側の南から風が出はじめる。風と一緒に怪しい雲もやってきそうな気配もある。ペースアップしたいところだが、前夜に二人で御神酒をあげすぎたため・・・ ようやく七高山の頂上にたどり着く。まだ新山まで行ったことのないタカハシに「あれが頂上だ!オレは待ってるから行ってきたら?」などと言っていると、一瞬で山頂は霧の中となってしまった。しかも雨まで降り出してきた。バテ気味のタカハシは、「ココまできて山頂に行けなかった理由ができた」と速攻に下山開始。スノボで豪快にと思ったが、舎利坂クラスの斜面はやっぱり怖くて徒歩になる。思った以上に快適に滑れるところが少なく、滑っている表情も真剣である。高橋氏いわく、「ぶっつけ本番では怖い。ソリとはいえ練習は必要!?担いでのぼる体力を付けてスキーで来たいが・・・」とのことでした。初めてスキーで鳥海山を登ってから、いつかはソリで、と考えておりました。今回は友人をそそのかして挑戦しましたが、ソリとはいえナメてはいけません。ゲレンデなどで十分練習をしてください。

  この日注目No.1だった高橋氏のスノボ(ート)

 立ち乗りに挑む


6月16日(土)〜17日(日)中島台(キャンプ山行)

参加者

佐藤、村井、クマ、藤原、良子、みのり、たくと 7名

行 程

市役所⇒祓川キャンプ場(ガスのため引き返す)⇒中島台キャンプ場(泊)〜獅子が鼻湿原往復⇒市役所

メ モ

 キャンプがメインの山行として企画。祓川キャンプ場にて夕陽を見ながら炭火焼で一杯、翌日は竜ヶ原湿原周辺でも散策しようという計画であったが、車道を登るにつれガスが次第に濃くなり、風も強くなってきた。到着した祓川駐車場ではあまりの寒さに5分と外にいられず、やむなく泊地を変更することにした。
 到着した中島台キャンプ場は木立の中の気持ちいいキャンプ場だった。久々に登場のエスパースジャンボと藤原用ファミリーテントを張って、テーブル2台といす7台を並べ炭火焼の宴会準備にかかる。テント脇の木からグワグワグワと何やらおかしな鳴き声が聞こえてくる。何の声だろうかと皆で訝しがったが、検分しにいったクマ氏が「あそこの木のうろに何かいる」という。クマ氏から肩ぐるましてもらってのぞくと、鳥の雛が4羽ほどいるのが見える。そういえばさっきからキツツキが時折鳴きながらそこらを飛びまわっているが、あれはこいつらの親に違いないと皆で納得。できるだけ刺激しないようにと控えめな宴会を心がけることにした。
 翌日は獅子ヶ鼻湿原まで散歩に出かける。行って帰って2時間弱の行程。天然記念物の貴重なコケが流出して茶色に変色した現場を見る。新聞等で報道されたせいもあってか結構な人出だった。象潟で昼食をとったのち帰秋。

 「グワグワグワ」の鳴き声の正体がこれ

INFO

中島台キャンプ場使用料金はテント一張り200円+一人200円。今回はテント二張りで大人5人だったので、計1,400円でした。


6月17日(日)薬師・和賀岳 くもりのち晴れ

参加者

中野、うめ ほか山歩会計17名

行 程

秋田駅(6:00発)⇒車止め(8:30発)〜薬師岳〜和賀岳(13:30/昼食/14:00)〜薬師岳〜車止め(18:15着)⇒温泉入浴後帰秋

メ モ

 山歩会の山行に加えてもらっての山行。歩き始めはくもりで登りやすい天気。そのうち霧も晴れ、稜線に達したころは大分眺めもよくなった。行程が長いので薬師岳を素通りしてまっすぐ和賀岳を目指す。ようやく着いた和賀山頂はガスの中。遅い昼食をとってのち下山したが、車に着いたのが6:15。温泉に入って帰ってきたこともあり、家に着くのが10時過ぎになってしまった。


7月8日(日)奥森吉(桃洞の滝・赤水沢) 晴れ

参加者

村井、うめ、加藤、ほだか 4名

行 程

市役所(6:00発)⇒井川町マジカルママで加藤合流(7:00)⇒クマゲラセンター(8:40発)〜桃洞・赤水分岐(9:20)⇔桃洞の滝(10:10)〜桃洞・赤水分岐(10:45)〜途中昼食(12:10/12:50)〜赤水分岐(13:30)〜兎滝(14:05)〜赤水分岐(15:00)〜桃洞・赤水分岐(16:25)〜クマゲラセンター(17:10着)⇒温泉入浴なしで帰秋

メ モ

 天候が心配されましたが、予想外に快晴となりとても快適な沢歩きとなりました。桃洞・赤水分岐でまず赤水方向に行こうとしましたが、いつのまにか桃洞方向に向かってしまい、そのまま桃洞の滝をめざすことにしました。また、赤水の分岐を間 違って違う沢に入ってしまい、途中で気がついて引き返しましたが多少時間をロスしてしまいました。時期的にまだ早かったのか沢の水は多少冷たかったです。
 沢歩きが終わりクマゲラセンターに帰ってきて、センターの管理をしているらしき地元のおじさんに「何処へ行ってきた?」と聞かれて「桃洞の滝と兎滝です」と答えると、「兎滝?」と不思議な顔をされ、そんな滝は知らないよという感じでした。兎滝は地元ではそんな有名じゃないかもしれないと思いました。
 奥森吉の沢は子どもでも歩けるとのことだったので子どもを連れて行きました。みんなに迷惑をかけてしまいましたが、私と息子にとってもとても良い経験になりました。(by加藤)

ほだかの感想

 ぼくはこのまえもものたきにいきました。すごくしぜんがいっぱいあったです。もういっかいいきたいです。


7月15日(日)駒ヶ岳(ムーミン谷) ガスのち晴れ

参加者

佐藤、村井、加藤、中野、うめ、クマ 6名

行 程

市役所(6:00発)⇒国見温泉(8:15発)〜横長根分岐(9:10)〜大焼砂分岐(10:00)〜ムーミン谷〜男岳分岐(11:20)〜阿弥陀池(11:35/昼食/12:30)〜横岳(12:50)〜大焼砂分岐(13:20)〜横長根分岐(13:50)〜国見温泉(14:40)⇒花葉館で入浴⇒市役所(18:05着)

メ モ

 上りの大焼砂分岐まではガスがかかり天候が懸念されたが、その後ガスも抜け、良い山行日和となった。風でガスが晴れ、一瞬、緑色の山肌が眼前に飛び込んできたときは、皆が感嘆の声をあげた。ムーミン谷のチングルマは少し終わりかけていたが、私たちを楽しませるには十分だった。
 シーズン中だけあって、阿弥陀池周辺は人、人、人。注意しても知らん振りしてロープの中に入って写真を撮る人もいた。だからというわけではないが、年々、コマクサが減っているように思えた。(byうめ)

 1,175mの横長根分岐までもうちょい。右手のヤブの中、カサカサッ。カサッ、カサッ。何か小きざみに走り回る音。ムムッ、何だ?マムシ、まさか小熊!足を止めると2,3歩前にひょこっと顔を出してUターン。あれっ、おこじょか?と、今度は足元に顔を出して「キィッ」弾けるような声を出してカサカサァーッと遠くなった。「おこじょ」がいたよ、というと、前を歩いていたクマ氏は階段を下りようした。 
 大焼砂分岐を左に入ると黒々とした砂礫の中、チラホラとコマクサが強風にあおられながらもしがみついて可憐に咲いている。立入禁止のロープを越えて入る俄カメラマン。クマ氏は何度も指導員に早変わりして大声で注意をしていた。この時期、もっと指導員を増やしてほしい。近い将来、秋田駒は荒らされて入山禁止なんてならないように願うばかり。
 先日、入山禁止解除になった岩手山に登った人の話「ここ2、3年人が入らなかったからか、コマクサがものの見事に咲いていた・・・」(by佐藤)


7月28日(土)岩手山(柳沢コース往復) 終日快晴

参加者

うめ氏ほか2名(職場関係者)

行 程

秋田(4:45発)⇒馬返し登山口(7:45)〜一合目(8:30)〜二合目(8:46)〜新道〜三合目(9:04)〜四合目(9:25)〜五合目(9:48)〜七合目(10:54)〜九合目不動平(11:30、小屋に荷物をおいていく)〜山頂・薬師岳(12:25)〜不動平にて昼食、下山開始(14:00)〜旧道〜馬返し登山口(17:00ころ)

メ モ

 登山解禁、第四土曜、天候にも恵まれた、という条件が重なったせいか、学校登山などで人がたくさんいた。初めての岩手山はいい山だった。コマクサはやや終わりかけで花は思ったよりなかったが、頂上からの雲海はすばらしかった。一合目から登らなければならない、というのが大変だが、これが岩木山のように楽に登れるようになると魅力が半減するから今のままでいいのかも。八合目の小屋が新しくなっていた。泊まりで登る人が多いらしく、午後に登ってくる人が結構いた。網張側はまだ解禁されてないが、網張コースから登るのと、泊まりと、八幡平からの縦走をいつかやってみたい。


8月16日(木)鳥海山(祓川口、夜間登山)

参加者

横田一家

行 程

祓川駐車場(0:30発)〜七高山(3:50着寒い/4:50ご来光、万歳万歳/4:56影鳥海/6:00下山開始)〜康新道〜祓川駐車場(9:00着)


9月2日(日)羽後朝日岳(部名垂沢)

参加者

横田、中野、うめ、信田、番場、三浦 6名

行 程

赤十字病院(5:25発)⇒部名垂沢車止め(7:20発)〜ヌノ又モッコ沢(8:25)〜稜線着(9:55)〜朝日岳山頂(10:37/昼食/11:30)〜車止め(14:30着)⇒赤十字病院

メ モ

 キツイ!キツカッタ!!としか感想の言葉が出ません。けど何故でしょうか。3日間の筋肉痛に苦しんだ後(階段の上り下りが大変でした)「あ〜、来年は花がきれいな時期に登りたいなぁ」と思ってしまうのは・・・。雄物川が生まれる瞬間を見た感動。そして、山頂に着いた時のあの達成感と爽快感。山のぼったぁ〜!っという満足感。体の中から、喜びに通じる感情が全て爆発した感じでした。
 登山中、ヘリが上空を飛んでいました。つい、手を振ってしまったら・・・ヘリが近づいてきて(×o×) 前日に山に入り、行方不明になった方を捜索中だったのです。後日、新聞でその方は帰らぬ人となったことを知りましたが。
 全員無事に下山できたことへの感謝と、ヘリには手を振ってはいけないことを知りました。(by中野)


9月8日(土)虎毛山 晴れ

参加者

加藤、信田、クマ 3名

行 程

赤十字病院(5:30発)〜登山口(7:50発)〜渡渉点(8:25)〜高松岳分岐(9:55)〜虎毛山山頂(10:40/昼食/12:00)〜渡渉点(14:05)〜登山口(14:45着)

メ  モ

 小雨まじりの天候の中、ドタキャンの藤原会長の見送りで日赤病院出発。天気はグングン回復して登山口スタートの頃にはすっかり秋晴れ?夏晴れ?といったイイ感じになりました。
 赤倉沢沿いの林道を暫く行く。前夜の雨にもかかわらず沢の水は澄んでいました。その上、森の空気まで洗われた感じで「マイナスイオンに溢れてるっすなぁ〜」と信田クンの声。そんな森林浴気分は渡渉点までで、そこから先はひたすら急登です。先頭の加藤隊長が「後ろに迷惑をかけては・・・」とグイグイ引っ張る。「遅れてはかっこ悪い」とクマがんばる。「2人とも早いっすなぁ〜」と信田クンがクールについてくる。コースはずっと日影でしたが、高松岳分岐に着いた時には3人共、大汗で湯気が立っておりました。
 頂上には一番乗りでした。秋色の高層湿原のなか、リンドウ、キキョウがいっぱい咲いておりました。ベストポジションで藤原会長様差入れの発泡ワインを開けて乾杯。神室山、高松岳、栗駒山を眺めながら昼食。日常生活の毒素も汗で流し、マイナスイオンを補給したところにアルコールを注入。途中からピッケル、熊除け鈴、ナイフ、熊除けスプレーの重武装オジサンも加わり熊目撃談を語られる・・・ 無事下山後、最初に目についた温泉で速攻入浴を済ませ、3人は横手にて名物「横手焼きそば」を2軒ハシゴして帰秋・解散。(byクマ)


9月22日(土)鳥海山(湯ノ台口) 下界は晴れ、上はくもり

参加者

佐藤、村井、中野 3名

行 程

市役所(5:20発)⇒免許センター(5:50発)⇒湯ノ台口(7:50/8:21)〜滝の小屋(8:39)〜分岐(8:57)〜河原宿(9:44)〜雪渓を越える(10:32)〜あざみ坂入口(11:32)〜伏拝岳(12:25)〜七高山(13:05/昼食/13:56)〜伏拝岳(14:20)〜あざみ坂入口    (14:45)〜河原宿(16:00)〜湯ノ台口(17:10/17:45)⇒象潟「ねむの丘」で入浴⇒市役所(21:10着)

メ モ

 市役所を出発後、免許センター駐車場で一緒に登るはずの末田さんを待ったが、末田さんは現れず・・電話しても連絡はとれず。申し訳ない気持ちいっぱいで、「30分待ったし!」と一路酒田へ。道中、放射冷却現象で海から湯気がたっていました。湯ノ台口に着いて8:21に登山開始。滝の小屋を過ぎ、河原宿には9:44到着。夏場は水場らしいが、この日はカラカラでした。あざみ坂を登ったところからエビのしっぽ出現。岩には氷の花がはりつき、きれいでした。稜線から上はすでに冬で寒い、寒い。次の日新聞で知ったが、この日は鳥海山初冠雪の日だったのでした。13:05、七高山到着。あこがれの鳥海山にようやく登ったナカノは、山頂でむちゃくちゃはじけ「バンザーイ!!」と大騒ぎ。でも山頂は真っ白でな〜んにも見えず。
 ナカノは山頂で帽子がないことに気づく。もうないだろうとあきらめていたら、あざみ坂で木の枝にその帽子が掛けられていました。親切な人に感謝。やっぱり人間、見えない人へもやさしさをもたないとね。教えられました。
 17:10湯ノ台口到着。無事下山してのコーヒーブレイク。うまかった。駐車場は関東ナンバーばかり。この日は連休初日ということで関東からの登山者の多さに驚いた。山頂をめざす人。写真をとる人。スキーをする人。目的は違うが、みな山を愛する人ばかり。大人のアウトドアの楽しみ方を知った一日だった。(byナカノ)

TOPIX

  免許センター駐車場で待っている間、まるまるとふとったサルを発見。秋田にも野ザルがいるなんて・・・

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9月24日(月)虎毛山

参加者

佐藤、Bコージ 2名

行 程

秋田(5:00発)⇒登山口(7:20/7:48)〜渡渉点(8:27)〜高松岳分岐(10:15)〜虎毛山山頂(11:15/昼食/12:25)〜渡渉点(14:30)

メ モ

 早い時間帯なので、高速道を使わずR13を走る。走るほどに朝日が赤々と昇り始め、右手の鳥海山が赤く燃える。大曲あたりからは川から湯気が立ちこめて幻想的な風景。
 登山口に到着。赤倉橋の下の橋がコンクリート製の立派なものになっていて、延々と川辺を歩かずに済み、楽になった。渡渉点では2本の丸太の木橋を渡り、すぐに登りとなる。階段の登りはきつく20分ほどで早くも小休止。林の中急登が続く が、調子はだんだん出てきた感じ。それにしても静かな山行で、昨夜の泊まり組とすれ違っただけ。谷川の音も消え、明るくなった林の中、空は真っ青。振り返ると向かいの山が姿を見せてきた。一番苦しい登りがおわってやっと稜線の分岐点に到着。カンカン照りだったので、木陰に腰を下ろして一服する。
 そこからはもう緩やかな登り。木の根に足を取られないよう気を付けながら歩く。高松岳を左手に見ながら快適な気分。最後の階段を一段また一段、こたえるなあ。
 やっと山頂だ。秋田市からきたというパーティ一組が昼食をとっていた。360°全てが私の世界。北東北の山をおかずに、ブランデー入りのコーヒーで乾杯する。
 陽の暖かさに誘われるように空一面に飛び交う赤トンボに別れを告げて下山。気持ちが残る。ただひたすらに下る。一昨日の鳥海山に続いての今日なので、さすがに膝が笑い出した。痛い、痛いと声を出しながらストックを頼りに降りてきた。
 秋の宮山荘の風呂に入って、汗を流して帰路につく。今日も山はすばらしかったし、山はおいしかった。Bコージさん、ありがとう。(by佐藤)


9月29日(土)焼石岳 天気・うすぐもり&強風

参加者

藤原、村井、うめ、クマ(4名)

行 程

秋田赤十字病院発(5:30)⇒秋田自動車道⇒東成瀬村三合目登山口発(7:30)〜釈迦ザンゲ〜焼石沼〜焼石岳山頂(11:00/11:30)〜焼石沼〜三合目登山口着(2:45)⇒ジュネススキー場の温泉で入浴⇒十文字で夕食⇒秋田赤十字病院着

メ モ

去る9/8、横浜への転勤が決まったクマのお別れ登山として虎毛山へ3名が行って来たが、「もういっぺんぐらいは行けそうだ」とのクマの弁で、前回行けなかったメンバーが集って今回のお別れ山行第2弾が実現した。天気も良く、クマにとって秋田での理想的な靴おさめとなるかに思われたが、山頂に近づくにつれ、暴力的な風にさらされるはめとなる。村井は持病の腰痛が出て青色吐息。皆ウインドブレイクのため上下雨具で身を固め、山頂直下での岩場ではこの世のものとも思えぬ地獄状態だったが、やっと立った山頂は岩手側から来た中高年登山者でたいそう賑やかだった。とりあえず腰を下ろしてコンビニおにぎりを口に入れるも、体は冷える一方で落ち着けず、早々に下山。焼石沼まで降りたところ、穏やかな秋山の風情に戻り、沼のほとりで今度こそゆっくりくつろいだ。秋山のやさしさ、厳しさをつくづく感じた一日だった。

 釈迦ざんげでなぜか合掌する二人

 寒かった焼石山頂

下山途中、焼石沼のほとりでくつろぐ


10月14日(日)駒ヶ岳・乳頭山縦走 天気・くもり時々晴れ

参加者

Bコージ、佐藤、横田&ファミリー、中野、うめ、いとう、OB田口、内海(11名)

行 程

秋田赤十字病院発(6:00)⇒田沢湖高原バス停(7:25/7:40)⇒駒ヶ岳八合目(8:00)〜笹森山(8:55)〜湯森山(9:22)〜宿岩(10:03)〜笊森山(10:43)〜乳頭山(13:18)〜田代平小屋(13:52)〜大釜温泉(15:15)⇒田沢湖ハイツで温泉入浴⇒秋田赤十字病院着(18:00)

メ モ

なかなか集合に来ない中野。皆が気をもむ中、うめからの電話で飛び起きる。豚汁の材料を持つ中野でもあり、早朝の赤十字病院Pで皆は黙って待った。出発は順調に一時間遅れたが、ドライバー(横田、Bコージ)の奮闘で無事八合目行き7:40のバスに間に合う。右左に振られ振られのバスで今回初参加のいとうは参ってしまったが、草紅葉の稜線を歩く中、知らないうちに復活を果たす。小春日和の千沼ヶ原で豚汁の昼食。会の備品である大鍋は行方不明で、Bコージ氏がザックにくくりつけてきた鍋で急場をしのぐ。紅葉は前々日の強風で大分散ってしまっていたが、久々に大人数(11人)の参加で大分盛り上がった山行だった。

草紅葉の千沼ヶ原

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