1999年(平成11年)山行記録


3月21日(日)駒ヶ岳(8合目)高原スキー場から

参加者

藤原、ヒデキ(2名)

行程

高原スキー場終点〜八合目小屋〜阿弥陀池手前まで

報告

 午後から天気が崩れるとの予報。それでも今のところは青空が広がっている。行けるところまで行くべとのことで決行する。
 リフトに乗ろうとしたら、10名ほどのつぼ足パーティに遭遇する。崩れる前に下りられるのだろうか。
 右手の沢沿いに進んで八合目小屋にたどり着き、とりあえず昼食をとる。前泊して男女岳に行って来たという神戸の学生パーティによると、上の方はかなりのアイスバーンになっているらしい。どうしようかと空を見上げる。少し雲が出てきたようだがしばらくは持ちそうだ。夏場の反対側、東尾根に沿って登る。阿弥陀池小屋が見えてきたあありで引き返すことにする。天候も気になるが、この先は登りも下りも苦労しそうだ。
 シールを外していよいよ下る。雪の状態が悪くて快適にシュプールというわけにはいかない。だましだましスキー場まで下りる。このころには風が強まりリフトが止まっていた。無人のゲレンデを気持ちよく滑る。やはりスキー場は滑りやすい。
 藤原会長はこの日の滑りに納得がいかないようだ。さかんにスキーが悪いと言っていた。後日、新しいスキーを買ったそうだ。来年が楽しみだ。本人が一番楽しみなことだろう。(ヒデキ)


3月28日(日)〜29日(月)鳥海山(矢島口)

参加者

ヒデキ、秋田高校山岳部パーティ

報告

 秋田高校山岳部OB会にて、春山合宿に参加するOBを募集中とのこと。思わず飛びつく。年度末で忙しい藤原氏は唇を噛む。そんなことで顧問3名、生徒4名、OB1名の秋田高校山岳部パーティは、矢島スキー場から鳥海山を目指す。会とは無関係の山行だが、GWの鳥海山を心待ちにしている会員も多いことだろうから、今年の鳥海山の状況を報告したい。
 昨年ほどではないにしろ、今年も雪が少ないらしい。スキー場の係員の話では、除雪作業はすでに駒の王子の分岐まで進んでいるそうだ。残念ながらまだ車止めをしているとのこと。リフトで上がって車道へ抜ける。すっかり除雪されている。仕方なくスキー部隊3名は車道脇を歩く。すっかり春の雪の状態だ。きっと下りは快適なことだろう。
 駒の王子の分岐で除雪は終わり、ここから車道を離れて善神尾根の下部まで林間をショートカットする。しだいに雪が柔らかくなり、つぼ足部隊はワカンを装着するも、徐々に隊列がばらけはじめる。善神沼から先は、生徒ひとりに大人ひとりがついてサポートする。キャンプ場から先は、いつ来ても遠く感じる。吹雪かれるとヒュッテを見つけるのにいつも苦労するのだが、幸い視界が利いたのでまっすぐ小屋に入れた。
 アイゼンとピッケルを用意し、神社前の斜面で滑落停止の練習をする。生徒たちはうまく止まれずにずるずる滑り落ちる。まあいざとなれば何とかなるだろう。2年前にも舎利坂の下部で滑落した生徒がいたが、何とか止まったことだし。
 やっぱり雪山は小屋泊に限る。ストーブあり、畳あり、極楽気分が味わえる。7年前に中島台から登ったときは、テントが一張足りなくて、急遽雪洞を掘ったことがあった。(私はテントに入れたが。)あれは悲惨だった。寒さはしのげるものの、天井から水滴が落ちてきて大変だったらしい。
 それにしても、今どきの高校生は(あ〜なんかとてもオヤジくさい表現)、メシもろくにつくれやしない。本日のディナーはカニ玉、ギョウザ、中華丼。立派はメニューに、レシピまで持ってきているものの、ギョウザは包めない、干椎茸は戻さない、片栗粉は水に溶かないと三拍子揃ったありさま。見るに見かねた大人3人が手を貸して完成させた料理は絶品。特に具だくさんのギョウザは、ビールにぴったり。酒も大量に持ち込んでいる。最高の山の夜を過ごして眠りにつく。
 朝、目覚めると窓の外は真っ白。視界は20メートルくらいか。昨夜の天気図では少々降っても大して崩れないだろうと見立てていたのだが、風もあるしとても登頂できそうにない。とりあえず天候の回復を待つために2時間の停滞を決定する。ウイスキーを濃いめに入れた紅茶をすすり、うつらうつらしながら時間をつぶす。下界では味わえない極楽だ。
 とりあえず、訓練をかねて強風と地吹雪の中を御田のあたりまで登る。下りはおっかなくて滑ってられないがなんとか下りる。
 ヒュッテからの帰りは悲惨だった。スキーを履いても膝まで雪に埋まる。滑るどころではない。一晩で1メートル以上積もっただろう。下りでラッセルをすることになろうとは思わなかった。このときのために連れてきたと言わんばかりに先頭を歩かされる。この時期の鳥海でこんな目に遭ったのは初めてだ。駒の王子まで下るとようやく歩きやすくなった。除雪した道路にはそれほど積もってはいなかったが、体力の限界で意識が遠のきそうになる。ひどい目にあった。
 最後に、3月29日現在の鳥海積雪情報。スキー場上部で1メートル、駒の王子で2〜3メートル、祓川ヒュッテで4〜5メートル。なお、祓川の猿倉方面への道路案内標識は、2年前の同時期にはすっかり雪に埋もれていたが、今年は完全に姿を見せていた。いよいよシーズン到来。今年は去年のように雪不足ということはないでしょう。(ヒデキ)


5月2日(日)鳥海山(矢島口)

参加者

宮腰夫妻、番場夫妻(4名)

メモ

 山スキーを履き8:30に登りはじめて、正午に山頂到着。天気も良く気分は最高。山頂からは30分で駐車場到着。積雪量は平年並みであった。


5月3日(月)鳥海山(矢島口)

参加者

阿部、ほか3名(4名)

メモ

 前日の好天から一転して当日は雨。つぼ足にて山頂を目指したが、山頂では雪に変わった。


5月3日(月)駒ヶ岳(8合目)

参加者

横田一家(4名)

メモ

 車道は雪の中だったため車止めからつぼ足にて登るも、道路はところどころアスファルトが顔を出していた。2時間で8合目小屋に着いた。


5月8日(土)観音森(岩城町)

参加者

Cコージ(単独)

メモ

 「山と渓谷」に載せる低山歩きの山、ということで下見に行って来た。山上には池もあり、カタクリの花がきれいだった。


5月8日(土)鳥海山(矢島口)

参加者

藤原(単独)

メモ

 一人スキーを履いて登り始める。天気はよいが登山者もまた多い。さすが春スキーの名所。山頂直下まで行ったところで良しとし、シールを外して滑降。新しいカービングの山スキーは非常に具合が良くて、自分も大分山スキーがうまくなったものだと思った(道具のせい)。


5月23日(日)森吉山(森吉スキー場から)

参加者

横田夫妻、渡部、番場夫妻(5名)

報告

 22日夜、一枝さんからキャンセルの電話があり、渡部さんもどうなるのか、とのこと。どうなっているのかなと思いながらも、参加者は番場夫婦と横田夫婦だけの山行である。
 番場家と6:10出発。8:00にコメツガ山荘着。見たことのある車が、そう、渡部さんの車である。本人は、と思い、まわりをみたら林の中で○○○○の途中であった。
 登る準備をしていたら、寺田知事が仲間と車でやって来た。森吉に登るそうで。
 コメツガ山荘を8:17出発。登り始めるとキクザキイチゲとふきのとうの大合唱に迎えられ、スミレさんが踊っている。スキー場を登ること15分ぐらいで残雪が。残雪とブナの新緑が何ともいえないこの季節。これが最高です。ところどころに念仏をとなえながらザゼンソウが。一の腰の手前あたりからブナの木はまだ芽吹きもしていない。
 一の腰が9:45着。前方に森吉山が、ふと足元を見たらショウジョウバカマが、ようきてくれたのう、と言って山の歌を歌ってくれました。
 一の腰を20mくらい下りると残雪。残雪。残雪。山頂まで雪があった。
 山頂に10:50着。残念ながらぼんやりの天気で、遠い山々が見えない、とにかくビールで乾杯、カンパイ! やっぱり山はいっすなぁ。
 12:00下山開始。10分くらい前に寺田君たちも山頂に。すぐ下山のようだ…。
 スキー場で男たちは残雪でけつすべりを楽しむ。山荘着2:00。
 渡部さんは温泉に、私たちは秋田市に。寺田君にごくろうさんとあいさつ。
 追伸 会員の皆さん。山さいぐべ。(横田)


6月6日(日)駒ヶ岳(8合目)

参加者

横田一家(4名)

メモ

 家族でご来光を見に行こうと前日の夜出発。8合目駐車場にて車中泊し、早朝2:30に起きて2:50に歩き始める。オナメ山頂には4:08に到着。岩手山の山頂からご来光が現れ、感動。8合目小屋に上げていたストーブを回収し、温泉に入って帰ってきた。


6月13日(日)駒ヶ岳(中生保内口)

参加者

横田夫妻、富行、佐藤、船木、藤原、ヒデキ、安河内、博美、番場(10名)

行程

市役所(6:20)→旧三合目付近着(8:30/8:40)〜道を誤り引き返す〜沢徒渉(9:30)〜女岳(12:40/13:20)〜国見分岐(15:00)〜水呑場(15:10)〜旧三合目付近(15:40)→市役所(18:30)

メモ

 林道終点にはタケノコ採りの車がいっぱいで車の置き場探しに手間取る。女岳を目指して出発。参加者のいずれもが初見のコースであったが、さっそく踏み跡が姿を消し、右往左往することとなる。コースが違ったかと思い切って引き返したところ、歩き始め早々に渡るべき沢を渡っていなかったことが判明。一時間のロスタイムで出鼻をくじかれた格好となった。その後はひたすら登り登り。山菜リュックをタケノコでぱんぱんにした人と途中何人もすれ違う。各個の体力、体調の違いでパーティが大きく開いて3分割となってしまい、長いコースを歩いた末ようやく女岳山頂に着くと、先陣を切っていたヒデキの姿が見えない。下山途中でようやく合流したが、一人男岳山頂でずっと皆が来るのを待っていたとのことであった。登りごたえのあるコースであったが、稜線ではイワウメ、ミヤマリンドウ、谷間ではシラネアオイの大群生等花も各種見られた。

報告

 今回は、6月13日の会山行の秋田駒ヶ岳、私にとっては初めての会山行についてのお話です。
 秋田駒ヶ岳には今まで2、3回登ったことがあったのですが、いつも八合目からのラクラク登山ばかりだったので、中生保内コースについては全く予備知識なし。いいのかしら、こんなことで(良くないですね。これからはせめて地図ぐらい見なくては)。「うーん、キツいのかなぁ」と少々不安を感じつつ参加しました。
 その不安は的中しました。…ムシの知らせとは恐ろしいものです。
 ハプニングその1、登りはじめ、私たちはササ藪のやたら急坂を登ることになりました。「いきなりの急坂、下りはキツいだろうなー」と思っていたところ、30分ほど登ったところで、どうやら道を間違えてしまったことが発覚! ガーン、ショックー。思った通り、下りはしりもちをつきつつ下りました。
 ハプニングその2、正しいコースに復帰したところ、すぐさま川を渡ることになったのですが、足をすべらせずぶ濡れに。ひどすぎるー。その後一時間程はとってもナーバスになってしまいました。
 時期的にはタケノコ採りの真っ盛り。すれ違う人はみなタケノコ採り。好きですねぇ。きっと、私たちのような登山の人は、一体何が楽しくて登っているのだろうと不思議なことでしょう。私にとってはどうしてあの荷物を背負って歩けるのかが不思議です。
 その日は、真夏並みの快晴だったので、稜線に出る頃にはすっかり服も乾き、男岳、女岳を眺めながらのトレッキングとなりました。もうすっかり気分も回復。シラネアオイが斜面いっぱいに咲いていたり、頂上付近はもうチングルマやヒナザクラが咲き始めていたり。
 女岳の頂上で(突風にもめげず。)少し遅いお昼をとりました。普段はめったにしませんが、この日は4時起きしておにぎり&唐揚げなどを作ったりしたのですが、この時、早起きして良かったと思いました。(とっても空腹だったためと思われます。)今度は、コマクサの時期に来るぞぉ! と心に誓いつつ、記念撮影。
 下りは、またもやタケノコ採りの人たちの怪力驚きつつ、無事下山。といっても足がガクガクでしたけど。
 田沢湖の「ゆぽぽ」で汗を流して「充実した一日だった!」と、すっかりご満悦状態。朝のハプニングのことは、もう忘れてました。
 今後の課題としましては、山で食べておいしいものとは何か!を追求すること。皆様、「これが一番!」というものがありましたら、ぜひご指導のほどを。(博美)


6月27日(日)月山

参加者

佐藤、船木、石川、藤原、中野、浩子、石垣、橋本(8名)

メモ

 中野、浩子のデビュー山行であったが、山は雨。風も強かったため登山は断念。雨具を着て弥陀ヶ原湿原を一周したのち、本日店を開いたという八合目レストハウスにて昼食をとる。力も時間も余っていたため、帰りは羽黒山、山伏温泉「ゆぽか」、土門拳記念館等々寄り道して帰ってきた。

報告

 6月27日の月山登山に初めて参加させていただきました。
 当日は、出発の時点では曇り空で暑くも寒くもなく、今日はいい登山日和になりそうだなと、初めての月山に期待を膨らませて出かけました。ところが、山形県に入ったころでしょうか。車の窓にパラパラと雨が。月山に向かうほどに雨がひどくなり、八合目の駐車場に到着したときは風までも…。会員の皆さんは登るかどうかの相談をされてましたが、雨の登山の大変さを知らない私は、「月山に登ってみたい。購入したばかりの雨具を使ってみたい。」という好奇心でワクワクでした。
 結局、駐車場の近くの湿原を散策することとなりました。雨風にあおられ、慣れない登山道具に身を固め、やっぱり雨の登山はつらいものなんだなとふらふら歩いていると、会長をはじめ皆さんが高山植物を教えてくれました。10種類くらいの花の名前を教えてもらったのですが、記憶に残っているのは…。今度からメモ帳を持ちたいと思います。小さな花々が雨の中で一層輝き、自分の足元しか目に入っていなかったことを反省しました。一時間くらいの散策でしたが、たくさん学ぶことがあり勉強になりました。
 月山に登れず残念でしたが、帰路では羽黒山、土門拳記念館など観光できて楽しかったです。急に参加して雨の対策が不十分で、道具を貸していただいたり、食料をお裾分けしてもらったりとお世話になり、ありがとうございました。(浩子)

帰りに寄った羽黒山。この日はずっと雨だった。


7月4日(日)駒ヶ岳(一般募集山行)

行程

秋田駅東口(6:15)→八合目(10:20発)〜阿弥陀池小屋(11:35/昼食/11:55)〜横岳(12:10)〜焼森(12:20)〜八合目(13:10)→水沢温泉→秋田駅東口(17:15)

メモ

 あいにくの荒天のため、国見温泉から八合目に移動し、沢沿いに直接阿弥陀池へ出て横岳を登り、シャクナゲコースを下ることとなった。雨風のため昼食もゆっくりととれない状況であったが、コマクサをはじめウラジロヨウラクやチングルマなどたくさんの花が咲いており、参加者の目を楽しませてくれた。

報告

 私事ではありますが、チーフリーダーとなって今回が3回目の一般募集登山となりました。この一般募集登山は、当会始まって以来毎年連綿と続けられてきた歴史ある恒例行事ですが、登山終了後に行われた反省会の席上、先輩のM腰氏が述べるところによると、会発足当時の時代においてこのような募集登山を行う団体は極めて少なく、当会を含めて市内でわずか3〜4団体程度であったとのことです。参加者は圧倒的に若者が多く、そのような中でこの登山会が社会に果たす役目(出会いの機会提供など)はなかなかに大きかったと思われます。
 そして現在、中高年登山全盛の時代となりました。募集登山を行う団体も増えてプロガイドや旅行会社、アウトドアショップなどが主催するものも多くなっています。需要に対する供給サイドが増えたため、我々の募集登山も定員割れする有様です。時代はずいぶん変わりました。
 こうなるとやっぱり考えてしまうのは、我々がこの事業を行う意味がどれほどあるのかということ。そもそも、事故の危険をはらみつつ、一般の人たちを山に連れていくというのは、とても危険な行為といえます(傷害保険はかけてはいますが)。我々もただのボランティアであり、危険を冒してまで行わなければならない必然性は実はどこにもありません。M腰氏がチーフリーダーであった際も似たような事情に直面し、その廃止を検討したようです。ただ、伝統を重んじる先輩の一喝で、このときはやっぱり継続することになったとのことですが。
 リスクとメリットを天秤にかけつつ、また来年もこの一般募集登山を企画していくことになると思いますが、「年に一度といわず何度か企画してほしい。」というみなさんの励ましの声を糧に、安全で心に残るような登山を企画していこうと思っています。
 続いて今回の反省ですが、事前のPR方法のあり方は改善すべきと思われます。毎年事前に作成している実施要領を見ればどのような準備で山行に臨めばよいかわかるはずですが、これが行き渡らなかったことによって参加者間に意識のばらつき生じました。新聞に載った簡単な募集記事を見てきただけの方も多く、その意識のばらつきは結果的に各自の装備に現れて、当日の天候に対応できず登れなかった方も出てしまうこととなりました。
 また参加者のみなさんにも、山というのは本来危険が多いところであるという意識をもってほしいと思います。晴れていても雨具は必携。汗や雨による濡れを予想して速乾性の化繊の服装や下着を準備する。また足元は、最低でもトレッキングシューズは準備する。などは、山を歩く際の最低限の常識です。雨具は、たとえ雨が降らなくても強風から体温の低下を防ぐには欠かせないものとなるし、濡れた衣服で雨風に吹かれた場合は著しい体温の低下を招き、これに疲労が加わると真夏でさえ凍死に至る場合があります。また、足元を固めることは、濡れや汚れを防ぐのはもとより怪我や事故の危険を大幅に減らします。いかに安易といわれるコースであれ、山の上である以上、下界を散歩するのと同じ格好では通用しないと考えてください。
 ともあれ、今回はあいにくの雨天で、予定変更という事態になりましたが、雨風の中にもチングルマやコマクサ、タカネスミレ、サンカヨウ等々数多くの花にふれることができました。「花の山旅」という当初の目的は達成されたほか、事故もなく登山を終えることができ、参加者のみなさん、そしてスタッフのみなさんに感謝申し上げます。来年こそ花の「ムーミン谷」をご一緒に歩けることを祈念します。(藤原)

参加者の声

1班 S・Kさん 薄い下着を着て登ったので、阿弥陀池の避難小屋で昼食をとっているとき、寒くて凍えるんじゃないかと思った。装備を十分にして参加をしなくてはだめだと感じた。昼食時間をもう少し長くとってほしい。

2班 K・Rさん 男鹿より参加しました。朝の移動に時間がかかり体調を崩したみたいでずーっと調子が悪かったが、みんなよりずっと若いんだと自分を励ましてがんばりました。

3班 K・Sさん 装備が不十分で登ることができずに残念でした。自分たちのために残ってくれたふたりに感謝しています。

4班 K・Rさん ボランティアということで多くは望めないが、せめて年2回くらいはやってほしい。今度は鳥海山に登ってみたいので企画してください。山の天気に自然の怖さを感じ、それなりの心がけが必要だと感じました。

5班 O・Iさん 国見コースは初めて登るコースなので残念でした。小さい花がたくさん咲いていて気持ちがホッとしました。来年も参加したいと思います。一つ注文ですが、登山についての資料は事前に送ってもらえないでしょうか。

 一般募集の成功を祝って、下山後秋田駅前で打ち上げ。


7月11日(日)栗駒山(須川コース)

参加者

渡部、藤原、ヒデキ、阿部、安河内、中野、浩子、信田、古谷(9名)

メモ

 古谷のデビュー山行。昼食は豚汁を予定していたが、誰もナベを持ってきていないことが判明し、急遽安河内宅に寄ってナベをキープ。十文字インター前のデイリーストアで信田と合流し、山に向かう。雲行き怪しく、山ではずっと雨。山頂付近では下から吹き上げる風がものすごく、早々に下山。雨の中、昭和湖のほとりで車座になって豚汁を作ったが、雨具のフードから茶碗に雫が落ちる有様であった。須川温泉にての入浴ののち、稲川町の佐藤養助商店にてうどんを食べて帰ってきた。オノエラン、一面赤色のイワカガミの群生等珍しいものが見られた山行であった。

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7月20日(火)太平山(旭又口)

参加者

浩子(単独)

メモ

 9:15に一人旭又口を出発。途中誰も人と会わず心細かったが、御手洗でようやく人がおり、一安心。11:30に奥岳山頂に到着。山頂にはトンボがたくさんいて極楽気分。天気も良く、ようやく「雨女」を返上できた。12:10に下山にかかり、さとみ温泉に入って帰ってきた。


7月20日(火)鳥海山(鉾立口)

参加者

Cコージほか友人家族(7名)

メモ

 御浜まで行って来たが、石畳の遊歩道がついに御浜まで延びており、歩きにくくて閉口。帰りは象潟の鶴泉荘に入って帰ってきた。


7月25日(日)奥森吉(赤水沢渓谷)

参加者

横田一家、宮腰一家、富行、船木、石川、藤原、Cコージ、中野、浩子、番場、石垣、橋本(17人)

ピッケル参照。

 最終到達地点「兎滝」で

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7月29日(日)栗駒山

参加者

中野、ほか1名(2名)

メモ

 職場の同僚と前回と同コースを歩いてきた。天気が良かった。


9月5日(日)鳥海山(鉾立口)

参加者

佐藤、富行、浩子、ほか3名(6名)

メモ

 天気が良く、人が少なくて広々とした感じであったほか、ハクサンシャジン、チョウカイスミレ、エゾオヤマリンドウなど花もみられ、なかなかよかった。新山に登ったところ急に雲が出てきて、富行さんに「雲女」と言われてしまった。 (浩子)


9月12日(日)乳頭山(一本松コース〜孫六コース)

参加者

佐藤、藤原、安河内、中野、浩子、加藤、古谷、満希子、黒木(9名)

メモ

 加藤、満希子のデビュー山行。田沢湖高原の駐車場で満希子と合流。当初八合目から乳頭へ縦走の予定であったが、濃霧で天候に不安があったことから縦走を取りやめ、乳頭に登ることにした。山頂では霧と強風で3分といられず早々に下山。田代平小屋での昼食ののち、田沢湖ハイツの温泉にてゆっくししてから帰った。エアマッサージ機の「はぁーっ」という吐息がみなさんに大受け。

報告

 まだまだ山登りは始めたばかりで、山の事とか、登り方とか、道具の事とか、高山植物の名前とか解らない事だらけです。ただ、登ってみたくなって、登ってみたらなんか気持ち良くって、それで、ちゃんと始めてみようかと思ったんです。
 初の乳頭山はヌルヌル、ビチャビチャ、ドロドロ有りで、楽しかった!今回から初めて登山靴を履いてみました。登りは、やっぱり、ちょっとキツかった。靴は重いし。特に休憩した後の登りがキツい!!ますます足は重くなるわ、息は切れるわ。私に休憩のしかたを教えて下さい。私の休憩は、休憩の意味を成していない様な気がします。
 下りは、登山靴の威力発揮でしたね〜。前まで下りはズルズル、グラグラで恐くて、登り以上に疲れていたのに、今回は違いました。ドッシドッシとした安定感でヌルヌル泥道もなんのその!感激でした。さすがその名の通り、登山の為の『登山靴』なんですね。もう手放せません。教えて頂いた通りちゃんと手入れをして可愛がる事にします。
 今回の山登りは、皆さんと出会えたからですね、とっても楽しかった!山小屋で皆で食べる昼食は楽しいですね。山登りの後の温泉も気持ち良かった!帰ってからのビールも美味しかった!この次の山行が楽しみです。また色々教えてください。これからどうぞよろしくお願いします。(満希子)

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9月23日(木)鳥海山(矢島口)

参加者

一枝、渡部、中野、浩子、ほか3名(7名)

行程

市役所発5:00⇒祓川駐車場7:20〜七ツ釜8:40〜康新道分岐9:00〜氷の薬師9:30〜1925b地点で引き返す〜七ツ釜小屋11:45(昼食)13:20発〜祓川駐車場14:30

メモ

 初め天気は良かったが、途中から風とガスがひどくなった。雨は降らなかったが、ガスと寒さのため登頂は断念。途中いっぱいなっていたベニバナイチゴがおいしかった。 (浩子)

報告

・祓川駐車場  風がかなり強い。幸二さんが山道わきにキノコを発見。ヒラタケ、モタシ、しばしキノコ狩り。
・御田の上部  後方に広がる青い空と山々、黄金色の田んぼに感動。
・七ツ釜避難小屋  避難小屋を見学。頑丈な作りできれいですが、トイレがないのが残念。
・七ツ釜  チョウカイアザミ、リンドウ、ダイモンジゾウ、トウウチソウ、イワイチョウ、ミヤマハンノキ、アキノキリンソウなどの花々がきれい。
・康新道分岐  風がかなり強くなり、康新道はあきらめる。山頂は雲がかかり、休憩していると体が冷えてくる。
・氷の薬師入口  山道わきに真っ赤に実ったベニバナイチゴをつまんで喉を潤す。気温が低いせいでイチゴがとても冷たい。
・氷の薬師  ガスがだいぶ出てくる。紅葉で葉っぱが黄色に色づき、お花畑にいるよう。
・1925m  ガスと寒さがひどいため下山することにする。これでも一人で登っていく男性登山者あり。
・七ツ釜避難小屋  この付近は天候が良い。山頂は雲の流れが速く、時折姿を見せてくれた。幸二さんが採ったキノコ入りの豚汁で温まる。
・下山中  先ほどの男性登山者が下りてきたので話を聞くと、山頂はガスと風で寒くて長く居ることができなかったとのこと。キノコ採り再開。
・帰路途中  南由利原高原の「ログペンション四季」でコーヒータイム。食堂や各部屋から鳥海山がとても良く見え、お料理には近くで採れる木の実などを使っているそうです。おしゃれでとてもあたたかい雰囲気のペンションでした。(一枝)


9月26日(日)南本内岳

参加者

宮腰夫妻、横田夫妻、一枝、浩子、古谷、番場夫妻、矢野(10名)

行程

市役所(5:30)→南本内岳入口(7:45/8:05)〜新倉沢分岐(8:30/9:07)〜お花畑コース〜焼石岳分岐(10:45/10:55)〜強風のため焼石岳山頂手前の岩場で引き返す(11:20)〜焼石岳九合目(11:30/12:20)〜南本内岳山頂(12:40)〜尾根コース〜新倉沢分岐(14:00/14:10)〜南本内岳入口(15:00/15:30)→温泉穴ゆっこで入浴→市役所(19:35)

メモ

 早めの紅葉を期待して臨んだ今回の山行、天候にも恵まれ秋の陽ざしをいっぱい受けた私たちでした。頂上付近では風がとても強く、飛ばされそうになりました。けれども深まりゆく秋、自然の美しさを存分に味わえた最高の一日でした。(古谷)


10月4日(日)鳥海山(鉾立口)

参加者

Cコージ(単独)

メモ

 星を見るため、午後から山頂を目指して出発。鉾立は草紅葉が美しい。山頂からは20:00に下山を開始。ヘッドランプをつけての下山であった。


10月10日(土)高松岳〜山伏岳

参加者

藤原ほか1名(2名)

メモ

 昔の山仲間との久々の山行。天気は良かったが、秋の行楽シーズンであり、山頂小屋は人でいっぱい。河原毛、泥湯もものすごい人で、下山後の温泉がさわがしく、落ち着かなかった。


10月10日(土)鳥海山(矢島口、康新道)

参加者

横田親子、宮腰夫妻、番場夫妻(6名)

メモ

 康新道を登ったが、山頂まで行かずに帰ってきたとのこと。


10月16日(土)三ツ石山(松川口)

参加者

阿部ほか(4名)

メモ

 三ツ石山は紅葉真っ盛りできれいだった。帰りは松川から八幡平を通ってきたが、アスピーテラインの途中、熊が出現して車中大騒ぎになった。 〜阿部レポート


10月17日(日)乳頭山(孫六コース往復)

参加者

横田、船木、信田(3名)

行程

市役所(6:00)→孫六(8:40)〜田代平山荘(10:05/10:20)〜乳頭山頂(11:00)〜田代平山荘(11:35/12:35)〜孫六(13:30)

メモ

 当初予定は虎毛山であったが、雨・雪の天気予報で当初参加予定者がことごとくキャンセルとなり、予定を変更。駒ヶ岳に行くこととしたが、雪でバスが運休となり、結局乳頭に登ることにした。雪の山頂を踏んで、冷えた体で田代平小屋に入る。寒かったので、持っていったアルファ米でおじやを作ったら温かくて最高だった。初雪を踏むことができ、よかった。(船木)

報告

 駒ヶ岳の予定が、雪のためバスが出ないとのことで、乳頭登山に変更となった。車から降りるととても寒くて不安だったが、登ってみると体も温まり、立ち止まって一休みすると冷たい風がほてった体を冷やしてくれ、快適に登った。
 いつの間にか、落ち葉を踏みしめる音から新雪を踏みしめるキュキュという音に変わり、あたりを見渡すと木々は凍りつき、氷柱はキラキラ輝き銀世界に変わっていた。
 山頂では、雪が顔にあたって痛いほどの突風。帰りは、冬から秋へと季節を逆戻り。こういう体験は山でしか味わえないと思いつつ、山小屋にて昼食をとる。船木さんが作ってくれた雑炊をいただく。山頂で横田さんと飲んだブランデーも手伝って体が温まり、とてもおいしかった。
 下界におりて後ろを振り返り、山を見上げると、秋の紅葉と冬の雪景色の境目がどこまでも続いていた。(信田)


10月17日(日)虎毛山

参加者

佐藤ほか2名(3名)

※詳細はピッケル参照


10月31日(日)高松岳〜山伏岳

タイム

5:00秋田発。以下記録なし。

参加者

佐藤、船木、永田、ほか3名(7名)

メモ

 永田のデビュー山行。天気はくもり空であったが、山頂小屋ではダマコ鍋で盛り上がり、2時間もゆっくりする。永田、思いがけない飲み食いであったためか、下山途中で気持ち悪くなり、吐く。

永田より「感想」

 今回が2度目の登山。登りはよかったが、下りがこわかった。


10月31日(日)安達太良山

参加者

阿部ほか4名(5名)

メモ

 安達太良山までなんと日帰りでの往復。朝5:00に出発して登頂を果たし、20:00に秋田に着いた。


11月7日(日)大白森・小白森

タイム

登山口発7:20〜稜線分岐9:40〜小白森10:10〜大白森10:50(昼食)〜登山口着13:50

参加者

横田夫妻、船木、藤原、Cコージ、鈴木、浩子、信田、古谷(9名)

メモ

 この日、小春日和でぽかぽかとした良い天気であったが、放射冷却のため朝露も又ひどかった。横田よりリーダーを任命された船木はずっとトップを歩いていたが、笹についた朝露の洗礼にさらされ、ズボンはびしょびしょに。広々とした大白森の湿原では、木道の上でみそ汁を煮て、一時間ほどかけてゆっくりと昼食をとる。晩秋の風情あふれたよいコースでした。

 大白森山頂は地塘の広がる湿原。後ろに岩手山が見える。


11月23日(火)駒ヶ岳(8合目)

参加者

藤原、浩子、永田、瀧(4名)

メモ

 当初、太平山前岳を予定していたが、雨天のためこれを取りやめ、駒ヶ岳へ向かう。車道は車止めがされていたが、行けるところまで車で行こうとこれを寄せて突破。雪はあったものの結局八合目まで車で入ることができた。登山道は半ば解け残りの雪で覆われており、天気もガスで視界不良。沢ルートをとってラッセルをしつつ阿弥陀池小屋まで往復した。下山後八合目小屋ではきりたんぽ鍋の大宴会。

 最終到達点の阿弥陀池小屋で一息。寒かった。


12月5日(日)乳頭山(孫六口)

参加者

渡部、藤原、浩子(3名)

メモ

 田代平小屋を一応の目的としたが、孫六温泉をすぎたところで積雪は膝上から腰までといった状態になる。先行者はいないかと淡い期待を抱いていたが踏み跡はなし。覚悟を決めていきなりヘビーなラッセルにかかる。夫婦らしき2人のパーティが途中で追いつき、交代でラッセルをしたがなかなか高度は稼げない。浩子さんも初めてのラッセルでアップアップ。1100メートルの小ピークを過ぎたところでもはやこれまでと前進をあきらめ、ティータイムの後下山した。雪と思い切りたわむれた山行でした。


12月19日(日)駒ヶ岳(8合目)高原スキー場から

参加者

佐藤、渡部、藤原、ヒデキ、浩子、延岡市の吉田氏(6名)

メモ

 山スキー、テレマーク、スノーシュー、ワカンと各自思い思いのスタイルで参加。高原スキー場のリフトを乗り継ぎ、リフト終点より8合目小屋を目指す。延岡の吉田氏は初めての雪山でもちろんスノーシューも初体験。藤原は初のテレマークスキーで登りはラクラク。浩子はこれまた初めての山スキーで、悪戦苦闘しては雪となかよしになっていた。この日はほかにスポーツステーション関係一行がきており8合目小屋はにぎやかだった。いつものとおり、小屋では鍋(きりたんぽ)の宴会となったが、2時間の休憩の後、久々の山行参加で飲み過ぎたヒデキは、ほろ酔い状態をやや通り過ぎていた。酔っぱらい運転のスキーで駐車場に着いたとき、すでにまわりは薄暗くなり始めていた。


1月1日(日)太平山・前岳

タイム

森林学習館発7:30〜前岳登山口8:20〜前岳小屋9:30/11:00〜前岳登山口11:35

参加者

佐藤、渡部、浩子(3名)

メモ

 森林学習館からの登山道が発見できず、オーパスのゲレンデを登った。ゲレンデは雪がなく、オーパスは開店休業。前岳の小屋では安河内夫妻、阿部さんほか20人ほどが集まり、にぎやかであったとのこと。


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